自己PRで「目標達成」した経験をアピールする場合のポイントと例文

自己PRで「目標達成」した経験をアピールする場合のポイントと例文

2016/01/14

自己PR

なにかをやりとげた経験について語るのは面接でよくあるシーンですよね。今回は、自己PRで「目標達成」した経験を上手にアピールするためのポイントを解説します。

1.目標達成は自己PRの最強ネタ

自己PRにおける目標達成ネタは最強と言えます。理由は、「成果をあげた実績」をアピールできるからです。成果をあげられる人材を求めている会社に対して、「入社後も期待できる人材である」と思わせることができます。

2.達成するための自分なりの手法

「目標とした○○資格に合格できました」等、達成実績のアピールは簡潔にすれば一言で済んでしまいます。では、他には何を加えれば良いのでしょうか? それは、「達成するための自分なりの手法」についてのエピソードです。

例えば複数の資格合格実績を通して、「○○レベルの資格ならば、テキストを3回繰り返す時間と労力を注げば自分は合格できる」と自信をもった人がいるとします。その人にとっては「テキストを3回繰り返す」が、成果をあげるための自分なりの手法になります。そして、「仕事で何か目標達成をしなければならない際にも、この手法で臨めば自分は大丈夫です」と自信をもってアピールできます。

3.自己PR例

以下に自己PRの事例を紹介します。

サークル所属時に、周囲から必要とされる人材になろうと目標を立て活動しました。2年次の段階から役職を与えられたことから、この目標を達成できたと自己評価しています。
私が心掛けたことは、自分から近づいていって挨拶することや「何かお手伝いしましょうか?」と申し出ることです。また、例えば会議で配るお茶の買い出しのような単純なことを振られた時は、小走りで行動しました。理由は、遅いよりは早い方が良いに決まっているからです。
この経験から、グループに所属した時は、最初が肝心であり、単純なことでも、良いに決まっていることを常に実行すれば、周囲から期待や信頼を得られることが分かりました。御社でも、サークルと同様の姿勢で行動し、いち早く必要とされる人材になることを約束します。

この自己PR例の場合は、「周囲から必要とされる人材になるための自分なりの手法」を通して、「御社でも期待・信頼されてみせます!」とアピールしているわけです。また、その手法の具体例として「挨拶やお手伝い、素早い行動」を紹介しています。この時、「こんな単純なことでアピールになるの?」と疑問をもたれる方も多いかもしれませんが、「自分なりの手法」のポイントは「日々の繰り返しを通して身についている」ことです。
毎日30分、必ず勉強する・毎日黙々と練習を繰り返す・先輩を観察し真似をする……これら単純だけれども大切なことを聞いたのと、身に付いているのでは雲泥の差があるのです。「目標達成経験を通して掴んだ自分なりの手法」は、自分の武器と位置付け、大いにアピールして下さい。

目標達成ネタでは「自分なりの手法」をアピールすることがポイントです。「自分なりの手法」と言えるほど身に付いたものは、今後、何度でも繰り返すことができますし、また、磨き進化させることもできます。武器と位置付けアピールして下さい。

岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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