就活でエントリーシートを書く際の注意点とポイント4つ【これだけは知っておこう】

就活でエントリーシートを書く際の注意点とポイント4つ【これだけは知っておこう】

2016/01/13

自己分析

就活をはじめると何枚も書く機会が出てくるエントリーシート。どんな風に書けばいいか迷ってしまって筆が進まないという人も多いのではないでしょうか? 着手する前に作成上の注意点をあらかじめ確認しておくと、効率的にまとめることができます。

1.企業が学生にエントリーシートを課す目的は?
選考の一つとしてエントリーシートを課す理由は、面接したいと思える人を見つけるためです。エントリーシートを事前に提出することで企業が選考しやすくなるだけでなく、学生側もじっくりと時間をかけて練り上げた自己PRや志望動機で勝負することができます。

<エントリーシートでよく問われる項目>
・学部、学科、所属ゼミもしくは研究室等の個人情報(顔写真含む)
・得意な分野(学業・専攻)及び卒業研究(修士)論文テーマ(研究概要をA4、2枚程度にまとめたものを同時に提出させる企業もある)
・語学スキル(TOEIC等の得点やレベルを具体的に記入させる企業もあります)
・コンピュータ使用経験(IT系企業の場合は、得意なコンピュータ言語を記入させる場合もあります)
・保有資格や特技
・所属サークル名
・学業成績(ABC等各評価の科目数を記入させる企業もあります)
・希望配属部門
・「あなたが就職先を選ぶ際に大切にしているポイント」「当社に関心をもった理由」等の会社志望動機
・自社以外の就職希望企業名(志望業界や就職したい会社イメージが絞れていることを印象付けるために、同規模の同業他社名を記入しましょう)
・「大学生活で力を入れ取り組んだこと」「あなたが今までに新しく産み出したこと」等の自己PR

<提出タイプ>
手書きで郵送タイプのものもあれば、直接入力し送信するタイプもあります。

2.特に重要な項目は【志望動機】
エントリーシートを記入する上で一番重要な項目は「志望動機」に関連する部分です。自己PRは使い回しがききますが、志望動機は提出先の会社ごとに作る意識で作成しましょう。「御社は優れた技術をもち、社会に貢献しているから」等、どの企業にも当てはまりそうな抽象的な志望動機ではダメです。また、もし配属希望欄の選択項目の中に「未定」があったとしても、これだけはチェックを入れてはなりません。会社のブランドイメージだけで応募していると解釈されるからです。必ず、配属希望先を絞った上で作成しましょう。

3.自己PRの作成ポイント
自己PRを記入する際は、単に自分の紹介ではなく、希望配属先で活躍できることのアピールをしましょう。例えば営業部門を志望するならば、営業職に必要な資質やスキルを調べた上で、その資質やスキルを発揮したエピソードを中心に作成しましょう。

4.その他の注意点
手書きの場合は達筆でなくても良いのですが、丁寧に書くことが大切です。例えば、自己PRや志望動機を記入する枠内に罫線がない場合は、定規を当てて薄く鉛筆で線を引いた後にボールペンで記入し、その後に、かすれないように注意ながら引いた線を消しましょう。線を引かずに作成したものと比較し、見栄えが違ってきます。

また、提出締切日、必着日は絶対厳守です。筆記用具の指定がある場合は、種類、色等、その指示を厳密に守りましょう。例えば、ボールペンで記入との指示に対し鉛筆で記入した場合は、それだけで不合格になっても仕方がありません。誤字、脱字があまりに多い場合も不合格を招くので、下書き段階の見直しをしっかりしてミスを発見するようにしましょう。エントリーシートにそって面接が進むことも多いため、手元には面接前に確認できるコピーを残しておきましょう。

エントリーシートは、読み手がどのような印象をもつかを考えながら作成することが大切です。下書きを家族や就職課の職員の方に読んで頂き、自己PRや志望動機で誤解されそうな部分はないか、抽象的で分かりにくい部分はないかを確認した上で、提出用を作成しましょう。


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岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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