【第2回】増え続けるID・パスワード管理を楽にする方法とは?

【第2回】増え続けるID・パスワード管理を楽にする方法とは?

2014/12/05

就活の基礎知識

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就活サイトのパスワードは管理ソフトにまとめるべし!

就職活動を始めるにあたって、まずはマイナビのような就職情報サイトに登録する人が多いだろう。しかし、企業によっては自社専用サイトのみで採用活動を行うところも。中には、パスワードを毎回入力しなくてはならないサイトもあるうえ、パスワード作成も数字とアルファベットの組み合わせが必須だったりするので、「このサイトのパスワード、なんだっけ......」と、混乱する就活生が続出しがちだ。


このような問題はパスワード管理サービスを導入すれば解決できる。たとえばウェブサービス「LastPass」は、さまざまなサイトの ID やパスワードを記憶し、ブラウザの起動後にそれを自動記入するサービス。

LastPassにログインしたうえで、一度パスワードを記憶させた企業のサイトに飛ぶと、すでにログイン画面に適切なパスワードが入力されている。従って、就活関連のパスワードをこれにすべて記憶させておけば、それ以降、パスワード打ち込みの手間は解消される。

また、新規で企業の就活サイトに登録する際、推測が難しいパスワードを自動で作成してくれる機能(文字数などは指定できる)も便利。パスワード作成を面倒に感じ、「yamada1126(名前+生年月日)」など分かりやすい組み合わせで作りがちな人も多いだろうから、「TAeockM2」のような意味が無く、セキュリティ面もグッと強化されたパスワードを自動的に発行してくれるのはありがたい。

「マスターパスワード」は、ソフト内に保存したパスワードを引き出すための暗号。
各サイトでこれを入力することでログインできる。[図版制作:武藤将也(NO DESIGN)]

パスワード管理ソフトは何種類かあるが、お好みで

このようなパスワード管理サービスはほかにも多数あり、「1Password」や「ID Manager」などが有名だ。だが、就活シーンにおける活用方法はどれもあまり変わらない。強いて違いを挙げるとすれば、外出先での使い方だろうか。

たとえば「LastPass」は、専用のパスワード管理ソフトをインストールすれば、どのようなPCやスマートフォンでも登録した設定を呼び起こせる。

「1Password」はOSごとに異なるタイプが発売されているシリーズもので、iPhoneアプリをダウンロードすると、PC版と同期(同じデータを複数の場所に保存しているとき、1カ所でデータが更新されると他で保存されているデータにも変更が自動的に反映される仕組み)できるのが強みだ。

フリーソフトの「ID Manager」は、USBメモリなどにインストールすれば、いつでも持ち歩きが可能になる。従って、Bluetooth搭載ケータイなら、メモリの中にこのソフトを搭載することで、ケータイと無線対応のパソコンを接続でき、自宅以外のPCでも「ID Manager」の情報を呼び起こせる。このように各ソフト各様の特長があるので、選び方が難しそうだが、まずは自分のIT機器環境で使えるソフトを選んで使ってみよう。

効率よく就活を進めるためにも、パスワードを登録したサイトが増えてきたら、こういったパスワード管理ソフトを導入するなど、先手を打っておくのがお勧め。ただし、パスワード管理ソフトそのもののマスターパスワードが破られたら一大事。そこだけは、十分注意した上で活用してほしい。

サイトのパスワードを保存するにあたって、ソフトのロック解除を求められるシーン。
パスワード管理ソフトの管理は、すべてマスターパスワードで行う。

文:下元陽(BLOCKBUSTER)2010/11/02更新

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