自己PRで「努力家」をアピールする場合のポイント4つ【例文つき】

自己PRで「努力家」をアピールする場合のポイント4つ【例文つき】

2016/01/06

自己PR

「努力家」といった、どんなことでも一生懸命取り組む姿勢は仕事にも活かせる長所です。では「努力家」であることをエントリーシートや面接でうまくアピールするためにはどのような点に注意して自己PRを作成すればよいのでしょうか。今回は、自己PRで努力家であることをアピールしたい場合のポイントを解説します。

自己PRで「努力家」をアピールする場合のポイント4つ

1.「努力」「努力家」とは? 意味と使い方

努力とは、「目標達成を目指す過程における取組や心情」を指すもので、努力家とは、「常に努力する傾向が強い」という人柄を表したものです。よって、努力家であることをアピールするためには、「常に」を強調する為に、複数の努力エピソードが必要になります。

2.「努力」が含まれる名言から、自分に合った自己PRを見つけよう

自己PR作成に着手する前に、「努力」を含む名言を調べ、自分の心に強く残るものを選んでみましょう。これにより、自分が作りたい自己PRの方向性をイメージしやすくなります。

<努力が含まれる名言>

・努力する人は希望を語り、怠ける人は 不満を語る(井上靖)
・創意工夫、独立独歩、これをつらぬくにはたゆまぬ努力がいるし、同時に、ひとりよがりに陥らぬための、しっかりした哲学が必要となる(本田宗一郎)
・踏まれても叩かれても、努力さえしつづけていれば、必ずいつかは実を結ぶ(升田幸三)

 
さて、どの名言があなたの心に残ったでしょうか。

『努力する人は希望を語り、怠ける人は 不満を語る』が心に残った方は、とても忙しいアルバイト先で、仕事や上司に対し陰で不満を言う人がいたのに対し、自分は業務を効率化し楽にする方法を考えていたり、上司とは、いかにお客様に喜んで頂けるお店にするかを相談し、実践していた経験をお持ちなのかもしれません。

『創意工夫、独立独歩、これをつらぬくにはたゆまぬ努力がいるし…』が心に残った方は、教授から新しい研究テーマを与えられ、手探りで進めた経験があるのかもしれません。

『踏まれても叩かれても、努力さえしつづけていれば、必ずいつかは実を結ぶ』が心に残った方は、何度か不合格が続いた資格に挑戦し続け、見事、取得した経験をお持ちなのかもしれません。(ぴったりと当てはまらずとも、拡大解釈してかまいません)

3.「努力家」をアピールする自己PR例文

ここでは実際に「努力家」をアピールするために作成した自己PRの例文を紹介します。参考にして、自分なりの自己PR文に落とし込んでいきましょう。

<「努力家」をアピールする例文>

「私が大学及び院でもっとも力を入れたことは研究活動です。教授から○○という研究テーマを与えられたのですが、これは研究室にとって新規のテーマであり、参考に出来る先輩たちの研究データ等は一切ありませんでした。

最初は「新しい」に心躍り、意気込んで取り掛かったものの、すぐに壁にぶち当たりました。「こうしてみれば良さそう」というイメージは幾つも浮かび実験してみるものの、手応えのある結果を全く得られない日々が続いたのです。楽天的な性格の私も、さすがに焦り、落ち込みました。しかし、『未知の研究を続けるには、手探りの中で光明を探し続ける気持ちを維持する努力が必要(名言をヒントに自分なりの言葉に置き換えてみましょう)』と自分に言い聞かせ、現在も頑張っています。

最近では、関連しそうな研究テーマに取り組んでおられる先生にアドバイスを求めに行くなどを通して、小さいながら成果を得られるようになってきています。この私の土台になっているのは大学受験における浪人生活です。希望する大学に全て不合格という結果を突き付けられた時は、気力がゼロになってしまいました。しかし、なんとか気を取り直し、1年頑張ったことで、この大学に進学できたのでした。『踏まれても叩かれても、努力さえしつづけていれば、必ずいつかは実を結ぶ』この言葉を座右の銘として、仕事にも取り組みます」

このように、あえて「努力家」「努力」というキーワードを使わずに、努力家であることをイメージさせる自己PRを作ってみるのも良いでしょう。

4.「努力家」をアピールした先輩就活生の実例


続いて、先輩就活生が実際の選考で活用した、「努力家」をアピールする自己PR文をいくつか紹介します。

<先輩就活生の実例1>
私は、自分の英語力を高めるために、苦手なことが何かを分析し、それに合わせた勉強法を自分で考えて実行してきました。まず、リスニングと英語で話すことが苦手だったため、毎日欠かさずリスニングをし、難易度を少しずつ上げて耳を鍛えました。また、英語で話すことに慣れるために、教科書を何度も繰り返して音読しました。意味のまとまりごとに読むなど、方法を工夫して続けるうちに、自然な抑揚で読めるようになりました。その結果、自分の発音に自信を持って議論に参加できるようになったと思います。(22歳/大学4年生/女性)

<先輩就活生の実例2>
私は授業料が免除になる育英会の特待生を目指して勉強してきました。そして、対象となる学科成績上位2名に入ることができました。その為に意識して行動したのは以下の3点です。一つ目は、アルバイトや部活が忙しい中でも必ず2時間/日は勉強時間を確保すること。二つ目は、その日の授業のメモは翌日の朝6~7時の間に必ず見直しをすること。三つ目は、授業には遅れをとらないよう体調が優れなくても必ず出席をすること。以上の3点を意識して実践することで、目標を達成することができました。
(25歳/大学院生/女性)

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参考にしたい! 先輩の自己PR例文集


就活の自己PRで「努力家」を長所としてアピールする方法をお伝えしました。名言をヒントに自己PRの方向性を決め、加えて、名言を自分の言葉に置き換えた一言も盛り込んでみましょう。


岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。


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