自己PRで「計画性」をアピールポイントにする場合のコツ

自己PRで「計画性」をアピールポイントにする場合のコツ

2016/01/03

自己PR

なんでもしっかり段取りや見通しをつけてできるという人は、それを仕事にも活かせる長所としてアピールすることができます。今回は、計画性を自己PRのネタとする場合のポイントを解説します。
1.計画性はポピュラーなネタの一つ

計画性は自己PRにおけるポピュラーなネタの一つです。また、仕事は計画ありきですので、仕事と繋がりを付けやすいキーワードであることも特徴です。しかし、ポピュラーなネタだけに、面接官の印象に残るよう工夫する必要があります。

2.計画性に含まれる様々なアピール要素

ある小学生が家族の指示により、夏休みの宿題を夏休み中に終わらせる計画を立てましたが、計画通りには進みません…ここから分かることは以下の通りです。

・計画は誰にでも立てられる。よって、これだけではアピールにならない。
・計画通り実践するには、計画性とは別に「自律性」が必要。
・計画通り実践してきた経験のある人だけが、実現可能な計画を立てられる。
・実現可能な計画を立てられる人には、「見積もる能力」が身に付いてきている。
・実現可能な計画を立てられる人の計画には、「遊び(余裕)」がある。
・計画に沿って目標を達成できる人は、「見直し」し、「計画を修正」することもある。

このように計画性というキーワードの中には、様々なアピール要素が含まれています。計画性をもち、実践してきた人だけが語れる細かい要素にも触れる自己PRを通して、面接官の印象に残ることを目指しましょう。

3.自己PR例

「大学入学をきっかけに4つの資格に挑戦し合格することができました。この実績から、私は計画性に自信がもてるようになりました。最初に挑戦した1年の頃は、計画通りに勉強しない日もありました。当時は、「計画は計画にしか過ぎない」と、計画を軽視していたのです。その結果、不合格という痛い目にあいました。再挑戦では、「週に5日、1日30分以上必ずテキストを開く」という計画を忠実に守りましたが、それでも自己採点で確認したところギリギリでの合格でした。

これだけキチンと計画通りに勉強したのにギリギリでは面白くないと思い、そもそもの計画法を見直しました。そして、「テキストのページ数×3周」を試験日までの残り日数で割ることを基本に計画を立て、新たな資格に挑戦しました。また、定期的に模試を受け、得意分野と不得意分野を確認しつつ、得意分野を勉強する日の時間は短くしました。つまり、苦楽のメリハリがある計画にしたのですが、実践してみて、自分に合っていると感じています。資格以上に、自分にあった計画法を見つけられたことが財産となりました」

自分なりの計画法、計画の特徴、計画にそって進める過程で心掛けていることを話せるようにしておきましょう。計画にも、人それぞれのカラーがあるのです。



岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している

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