自己PRで「リーダーシップ」をネタにする場合のポイント4つ

自己PRで「リーダーシップ」をネタにする場合のポイント4つ

2015/12/25

自己PR

バイトやサークルなどでリーダー経験があるなら、それを就活でもアピールに使いたいですよね。今回は、リーダーシップを自己PRのネタとする場合のポイントを解説します。

1.リーダーシップとは

カタカナ言葉を使う時は、知っているつもりの場合でも、その意味を念のため確認する癖をつけましょう。リーダーとはチーム活動の最高責任者という立場であり、シップとは性質を意味します。

つまり、「リーダーシップがある」とは、「チーム活動の最高責任者にふさわしい性質がある」と理解すれば良いでしょう。

2.自分はどんなタイプのリーダーかを自己分析する

優秀なリーダーは統率力、予見(先を見通す)力、判断力等、何らかの能力を発揮しています。よって、「私にはリーダーシップがあります」の一言では説明不足です。そこで、自分はどんな能力に秀でたリーダーかを自己分析で明らかにしましょう(この自己分析の過程でリーダーとしての弱点も明らかになるでしょう)。

3.リーダーを引き受ける時の葛藤

リーダーという立場は、安易に引き受けられるものではありません。理由は、リーダーの必須要件は先に説明した通り、チームが引き起こす全ての事象に対し責任を負う「覚悟と能力」が必要だからです。そこで、リーダーを引き受ける時の葛藤も振り返り、紹介できるように準備しておきましょう。

4.自己PR例

「私の長所はリーダーシップであり、主にサークル活動で発揮しました。リーダーに推薦された時は、「果たしてチームの全ての活動に対し責任を負えるだろうか?何かトラブルが起きた場合、泣き言を言ってしまわないだろうか?治める能力があるだろうか?」と自信がなく迷いましたが、「その迷いをもてることこそが、リーダーに推薦した理由だ」との先輩の一言で、引き受けることを決心しました。それからは、自分はどんなリーダーに成り得るかを考えました。
・自分は引っ張るタイプではない。よってカリスマ性のあるAさんの力を借りる必要がある。
・自分は慎重派だ。だから先に発言すると、どうしてもチームの雰囲気を大人しくしてしまう。発言は控えよう。
・自分は計画性と計画実践力には自信がある。だから、目標に向けて着実にチームを進めるという点で活躍できそうだ。
このようなことを考えた結果、「メンバーの能力や考えを引出しながら、目標実現に向けて着実にチームを進められる」リーダーであろうと常に意識しながら、引退まで頑張りました」

これで自己PRの一つが完成です。この次に、「チームとして掲げた目標に、どのような成果を残せたか?その過程では、どのような問題が生じ、リーダーとして、どう解決したか?」を紹介する自己PRを作れば良いでしょう。

「リーダーとして、どんなことに、どう取り組んだか」を自己PRとして用意する人が大半です。「リーダーとしての自分を掘り下げた自己PR」も用意することを通して、リーダーシップをアピールする他の人との差別化を目指しましょう。



岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している

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