自己PRで「ボランティア経験」をネタにする場合のポイント4選

自己PRで「ボランティア経験」をネタにする場合のポイント4選

2015/12/31

自己PR

就活で自己PRする時に、どんなエピソードを話すか迷う人は多いのではないでしょうか。今回はボランティアを自己PRのネタとする場合のポイントを解説します。

1.アルバイト・サークル活動との違い

カタカナ言葉を使う時は、知っているつもりの場合でも、その意味を念のため確認する癖をつけましょう。ボランティアとは自主的に社会や人々に奉仕する活動であり、営利等の見返りを求めていない点がアルバイトと、何らかの問題意識がきっかけとなって活動している点がサークル活動との違いになります。

2.自主性と問題意識が重要

○○のボランティア活動をはじめたのは先輩に誘われたのがきっかけ…だとしても、なぜ続けたのでしょうか?「なんとなく断れなかったから」が理由ならば、このボランティア活動は自己PRネタにふさわしくありません。他のネタを探しましょう。自己PRのネタとするには、自主性と自主性を喚起した問題意識が必要です。例えば、「本人の能力とは無縁の家庭の所得格差で、得られる学習機会や質に差が出るのは問題と感じた。自分の受験勉強経験やスキルを活かし、充実した学習機会を求める学生に奉仕したい」等。

3.自分への見返りがある場合

「将来、○○のカウンセラーになりたい。だから○○のボランティア活動に参加し、活動した」が理由の一つ、つまり、自分の目標に近づけるというメリット(見返り)があったとしても、全く否定しません。ただ、この理由に触れる前に、先に説明した問題意識に触れましょう。ボランティアとは、社会や人々に対する奉仕・貢献活動だからです。

4.具体的な活動と手応え

活動内容は事実にそって紹介すれば良いので簡単です。この活動紹介でポイントになるのは手応えです。例えば、ボランティアの対象が特定の人ならば、「この人がこう変化した。嬉しかった」と、貢献の手応えを表現できます。しかし、対象が社会や地球環境等、なかなか貢献の手応えを感じられない場合は、どうすれば良いのでしょうか?この場合は、例えば啓発を目的とするイベントを開催し回を重ねるごとに参加者が増えている等の「周知の手応え」でアピールしましょう。

ボランティアネタでは、「問題意識」と「自主性」のアピールを目標にしましょう。問題意識をもったきっかけ、世の中には様々な問題がある中で、なぜ、その問題に取り組もうと考えたのかを、第三者にも共感されるように説明しましょう。

岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している

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