自己PRでコミュニケーション能力をアピールネタにする時のポイント3選

自己PRでコミュニケーション能力をアピールネタにする時のポイント3選

2015/12/27

自己PR

企業がコミュニケーション能力を重視していることは間違いありません。コミュニケーションの本当の意味や位置づけを理解したうえで、アピールのネタとしましょう。
1.コミュニケーション能力とは

話しやすい、笑顔が素敵、説明が分かりやすい…これらはコミュニケーションを実現するために必要なものではありますが、コミュニケーションそのものではありません。コミュニケーションとは「相互理解」のことであり、コミュニケーション能力が高い人とは、「相互理解を深められる人」のことを指します。

2.コミュニケーション能力はメインのアピールではない

なぜ相互理解能力が必要になるのかを考えてみましょう。例えば、友達を増やしたいから。では、なぜ友達を増やしたいのかを考えてみましょう。例えば、大学生活を有意義なものにしたいから。では、大学生活を有意義にすることを通して、何を求めているかを考えてみましょう。答えが「様々な人とお付き合いし、自分の視野や考えの幅を広げ、人間的に成長したい」だとすれば、メインにアピールすべきことは、この答えになります。

例えば、「私は大学生活を通して自分の視野や考えの幅を広げ、人間的に成長することを第一の目標として取り組みました。そのために、専門科目だけでなく一般教養科目にも力を注ぎましたし、また、サークルやアルバイトを通して幅広い友人や先輩・後輩を作ることも意識しました」と。コミュニケーションアピールは、全体のアピールの一部でしかないことがお分かり頂けだと思います。

3.コミュニケーションネタは自己PRエピソードの一つとして用意する

「自分の人間的成長を目指した、担当した中学生の受験合格を目指した、お店の売上アップを目指した」等、学生生活で設定した目標を思い出してみましょう。例えば「担当した中学生の受験合格を目指した」ならば、この目標実現のために以下のような取り組みがあったはずです。

・苦手科目の把握(問題発見)
・苦手意識をいかに無くさせるか、教え方の工夫(創意工夫)
・勉強だけでなく、色々な相談もしてもらえる関係作り(コミュニケーション能力)

このように、『コミュニケーション力と同時に、他には、どのような能力を発揮したか』を書き出してみましょう。そして、それぞれの具体的なエピソードを紹介できるように準備しましょう。この結果、あなたはコミュニケーション能力だけでなく、複数の能力との合わせ技で充実したアピールができるようになります。

コミュニケーション能力とは、目標や他に発揮した能力との合わせ技でアピールするものです。

岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している

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