就活に役立つ小論文の書き方ガイド! 作成のコツと流れを理解しよう

就活に役立つ小論文の書き方ガイド! 作成のコツと流れを理解しよう

2018/03/12

就活の基礎知識

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小論文の書き方step4.論の弱点を考える

論を発信する前に、自分の論の弱点を考察します。これは、とても重要な作業です。

『論の弱点について考える』
例えば、「起きている時間、ずっと録画を見ているわけではないし、リスニングの勉強をしているわけではない」と気づき、実現方法が一つだけでは弱いと分かります。また、「人の2倍」とすると、他の人の時間の使い方も定義しなくてはならず難しくなるので、「今までの私の2倍」とすることで論を成立しやすくしたほうが良さそうだと気づきます。

『補強が必要な点をメモする』
論に理解・納得・共感してもらうには、もっと多様なシーンでの2倍の使い方を示さなければ弱いと気づいたわけですから、更に実現方法をメモします。

・これからの通学時間は授業の予習やレポート作成の下調べに使う。
・アルバイトでは、留学費用を稼ぐというこれまでの目的に加え、将来の仕事に繋がるスキルを獲得するという目的も追加して働く。
・飲み会などの余暇は、誘う友人を増やしたり、幹事となって企画することを通し、2倍以上の広がりや楽しさを目指す。

小論文の書き方step5.締めくくりを考える

既に実践してきたことであれば、「この結果…」と、成績の向上等の実績や自信につながったことを示し、「時間をイカせている」ことを証明して締めくくります。例の場合は、これから取り組むことで「時間をイカす」ことを目指す内容ですので、「この時間の使い方で、○○の実現や△△について自信をもつことを目指します」とし、論にそった時間の使い方の有意義さを印象付けて締めくくります。

小論文の書き方step6.清書する

下書きで誤字脱字がないか、文字数は指定文字数の9割以上且つ指定文字数内かを確認した後に、清書しましょう。自分なりの意見やアイデア(=論)を発信すること以上に、読み手の理解・納得・共感を得ることを重視しましょう。

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【参考例】テーマ「あなたのイカした時間の使い方」

私の「イカした時間の使い方」は、1日を24時間ではなく40時間あると意識して過ごすことです。そのため、24時間から8時間分の睡眠時間を除き、16時間を2倍の32時間分活動する気持ちで行動するようにしています。

こうした行動を実現するために大切なのは、スキマ時間を有効活用することです。例えば、大学への通学時間内に予習や復習を行うことで、授業やテスト勉強の準備を効率的に取り組むことができました。

アルバイトやサークル活動も、“最大限の効果”が得られることを見据えて取り組みました。アルバイトは当初、留学費用を稼ぐためにしていました。しかしあるとき、ふとこう思ったのです。「せっかく社会の場に出て働いているのだから、卒業後の進路にも上手く繋げられないかな」と。私はかねてから広報の仕事に就くことを希望していました。そのため、店舗のポップデザインなどを担当し、将来のスキルに繋がるよう意識しました。

サークル活動において、進んで幹事を務めたのも時間を有効活用して、身になる経験をしたいろ思ったからです。すると、全体を見渡しながら行動した結果、楽しみながら経験値を積むという2倍分の時間を得るような体験ができたのです。

今後もこの時間の使い方で、常に先を見据えた余裕のある行動を心がけ、目標に向かいコツコツと前進することを大切にしたいと考えています。 
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就活の選考で小論文が課された場合に、スムーズに論理的な文章を組み立てるためのコツをご紹介しました。すぐに文章を書き出すのではなく、まずは設定されたテーマを分析して採用担当者の出題意図を正確に読み取り、自分の経験や主張したい内容をそれにそって組み立てることが大切です。限られた時間や文字数のなかできちんと伝えたいことをまとめられるよう、しっかり書き方の流れを身につけておきましょう。


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