就活に役立つ小論文の書き方ガイド! 作成のコツと流れを理解しよう

就活に役立つ小論文の書き方ガイド! 作成のコツと流れを理解しよう

2018/03/12

就活の基礎知識

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就活に役立つ小論文の書き方ガイド

就活の選考では、エントリーシートで記入する自己PRや志望動機とは別に、小論文や作文を課す企業もあります。小論文・作文は慣れていない人にとってはどのように書けばいいかわからず、手こずってしまう選考のひとつでしょう。志望する起業で小論文が課される可能性が高い場合は、しっかり事前に作成のコツや、作成時の流れを理解しておく必要があります。今回は就活を突破するために知っておきたい、企業が選考で小論文を課す意図や作成方法のコツについて解説します。

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1.企業が就活の選考で小論文を課す意図

小論文とは「小さな論文」のことですので、まずは文で表現する「論」とは何かを理解しましょう。論とは自分の意見であり、いい論とは、その意見に至る筋道がわかりやすい、もしくは裏付けがあり、読み手が理解・納得・共感しやすいものになります。よって、顧客への説明、仕事の報告や企画会議等で、「相手に理解・納得・共感させることを意識しながら自分の意見を発信できる人」を企業は求め、小論文を課しているとイメージできます。就職試験でよく出題されるテーマは「時事関連」、「将来の目標」、「学生時代の取り組み」、「志望企業・職種」に関わるもの。もちろん、その他のテーマになる可能性もありますが、あらかじめ練習をしておきたければ、上記4つのもので準備をしておくことをお勧めします。

2.小論文の構成

小論文は「序論・本論・結論」の流れで構成されているのが一般的です。序論ではテーマに対する回答や主張の要旨を述べます。小論文は自分の意見を述べるものなので、主張を明確に示しましょう。本論では序論で述べた主張の根拠を掘り下げます。序論での主張について、「なぜそうなのか」を自分自身に問いかけながら、自身の経験などで得たことを述べ、説得性を持たせていきます。そして結論では、本論で触れた根拠を受け最終的な主張をまとめます。序論で述べたことと矛盾がないように、本論での内容を踏まえ、シンプルに述べるのがポイントです。このように小論文では、自分の考えをまず述べ、一貫性のある内容で整理していきます。この構成を意識しながら、実際の小論文にも取り組んでいきましょう。

3.小論文の書き方

以下に小論文の作成手順を紹介します。例えば、「あなたのイカした時間の使い方」という課題だったとします。

小論文の書き方step1.課題を吟味する

「イカした」となっていることに注目です。この場合、活かした、生かした、イカシタ(かっこよい)と、自分なりの選択の幅をもたせられる課題となっていることに気づく必要があります。たとえ、「○○のニュースに対するあなたの考え」と選択の幅のないタイトルであっても、「なぜ、○○のニュースに限定したのだろう?」と一考する時間をもちましょう。

小論文の書き方step2.論の決定

実際に文章を書き出す前に、書きたい内容をざっと整理して論旨を決定する必要があります。すぐ書けそうだと思っても、文章化は後回しにし、まずは書きたい要素を箇条書きでメモしましょう。

『自分の論』
論が問われているのですから、真っ先にメモします。例えば、「24時間を40時間にすることが時間のイカした使い方」と。

『論に理解を得るための説明』
就活で発信する論は、相手に理解・納得・共感されなくてはなりません。そこで、「24時間を40時間にする」の意味を説明しないと相手は分からないだろうと考え、「睡眠時間を8時間とし、残り16時間の活動時間を人の2倍活用することで(8+32時間)40時間を目指す意味です」とメモします。

小論文の書き方step3.論の妥当性

「24時間を40時間にする意識をもって過ごすことは、なぜ時間のイカした使い方だと言えるのか」を説明する必要があります。そこで、どうすれば24時間を40時間にすることができるかを説明します。

『実現方法』
例えば、「テレビはライブでは見ない。必ず録画し2倍速で見る。英語のリスニングのテープは2倍速で聴く」とメモします。

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