就活を成功に導く! 「企業研究」をする際に押さえたいポイント3つ

就活を成功に導く! 「企業研究」をする際に押さえたいポイント3つ

2015/12/18

企業研究

せっかく内定を得ても、「入社後にこんなはずじゃ無かった」となってしまっては、就活が成功したと言えません。そこで今回は、就活を成功に導く企業研究ポイントを紹介します。
1.成功した就活とは

「成功した就活とは?」と考えた時に、真っ先に思い浮かぶのは「内定獲得」でしょう。しかし、大学を卒業して就職した3割の方が、「イメージと違った」等を理由に3年以内に辞めている現状を踏まえると、「入社後も意欲をもって働ける」ことも就活の成功を考える上で大切だと分かります。

2.優先的に研究するポイント

以下に優先的に研究したい企業研究ポイントを紹介します。

<step1>
会社の成長を感じながら働けることは、やる気につながります。そこで、成長する可能性の高さを客観的な基準で判断するために、以下の二つの業績を研究しましょう。

『売上高は伸びているか?』
過去5年の売上推移をチェックしましょう。過去5年継続して売上高が伸びていればベストですが、景気動向等で一時的にマイナスになる場合もあります。同業他社と比較し、優秀、平均的、やや見劣りがする等、自分なりに得点を付けてみましょう。

『売上高営業利益率』
売上高営業利益率(営業利益÷売上高)を算出しましょう。この数値が高い会社は付加価値の高い仕事をしていると、逆に低い場合は下請け的な薄利の仕事が多いと類推できます。成長の可能性が高いのは前者です。
(上場会社の場合は、ネットで有価証券報告書を閲覧すれば、計算に必要な数字を簡単に得られます。未上場会社で、例えば営業利益が会社案内に掲載されていない場合は、会社説明会等で質問し入手しましょう)

<step2>
『自分との相性』

長く働くには、業績だけでなく、共に働く社員との相性も大切です。OB・社員訪問を通して、自分との相性を研究しましょう。「君みたいな社員がたくさんいるよ」こんなOBからの一言を決め手として入社先を選択した先輩就活生もいます。OB・社員訪問が出来ない場合は、合同企業説明会等で社員を観察しましょう。各社の人材カラーを感じることが出来ます。

<step3>
『理念・ビジョン』
業績も良い、相性も良いとなれば内定を獲得したいはずです。内定を獲得するためには、ESや面接という関門をくぐらねばなりませんので、志望動機の充実が必要になります。そこで、「なぜ当社を選ぶのか?」「入社して何がしたいか?」を回答できるようになるために、以下について研究しましょう。

・事業・経営理念(共感できる内容であれば、会社選択理由に加えましょう)
・中長期事業ビジョン(「この会社でどのようなことができそうか」が見えてくるでしょう)

『強み・主要取引先』
面接等で「あなたの強みは?」と一方的に質問されるだけでなく、就活生も各会社の強みを調べるべきです。会社説明会等で説明が無ければ質問しましょう。また主要取引先を調べることで、強みのレベルを類推することができます(志望会社は小規模でも、複数の大企業と取引しているとなれば、際立った強みがあるのかもと想像できます)。「強みをもっている」と感じた場合は志望動機に加えましょう。

『教育体制』
一般的には、どの会社に対しても、いざ入社となると不安を感じます。この不安を解消しようと多くの先輩就活生が教育体制を調べ、充実していると感じた会社に対しては志望動機の一つにしています。

会社研究では、各社を同じ項目で比較することが大切です。「自分は、この項目で比較研究する」と決めてから取り組みましょう。

岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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