面接で「得意科目」を上手にアピールする受け答えのコツ3つ

面接で「得意科目」を上手にアピールする受け答えのコツ3つ

2015/11/27

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面接

面接で「得意科目」を上手にアピールするにはどうしたらよいのでしょうか?「得意」という曖昧なキーワードが含まれていることに留意した上で、得意科目を通してアピールするポイントを押さえましょう。

1.得意科目を回答するコツ

例えば、「TOEICのスコアは850ですので、客観的に英語は得意と言ってよいと思っています」「A評価の中で、これは絶対にAをとると決めて取り組みとれているのが、民法と憲法、また第二外国語のスペイン語もそうですので、これらは得意と言えます」と回答しましょう。

正直、私が面接官であれば、この最初の一言で十分と考えます。なぜなら、「初対面の面接官からの「得意」という曖昧なキーワードが含まれた質問に対しては、客観的基準を裏付けとして回答したほうが良いことを分かっている」ことが伺えるからです。仕事人としての素養の高さが伝わってきます。

2.可能であれば、仕事に繋がる科目を選ぶ

複数の得意科目があり、例えばプログラミングなど、志望する会社の業務と一致するものがあれば、それをクローズアップしましょう。しかし、これは理想であり、できない場合は、素直に得意科目を回答してかまいません。

3.仕事と結びつかない科目でも取り組み姿勢で結びつける

例えばプログラマー志望で「実験の伴う授業は常にAでしたので得意と言えます」と回答する場合です。この場合、実験は仕事に結びつかないのですが、その実験に取り組む姿勢を結び付けることはできます。例えば、

「実験の伴う授業は常にAでしたので得意と言えます。なぜ得意なのかを自己分析してみたのですが、私は、まず開始からゴールまでの手順をイメージし、それに必要な材料や器具の準備を整えてから取り組むタイプだからだと思います。また、どのくらい時間がかかりそうだな、とか、あのへんで手間取るかもしれないなということもイメージできますので、だいたい時間内に終わらせることができています。こういった部分は、御社のお仕事でも活かせるのではないかと思っています」と。

基本的に仕事で大切になる予測・計画性・段取り・見直し・継続性・緻密性・粘り強さ等は、勉強に取り組むのに必要な姿勢と一致しますので、仕事と得意科目に取り組む姿勢とを結びつけるのは難しくありません。客観的基準を裏付けに回答する最初の一言で面接官に強い印象を残しましょう。

文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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