就活の面接で「キャリアアプラン」を聞かれたらどうする? 上手に答えるコツ4つ

就活の面接で「キャリアアプラン」を聞かれたらどうする? 上手に答えるコツ4つ

2015/11/26

面接

キャリアなんて会社が決めるモノ……という考えでは社会人になってから通用しません。面接にも、しっかりとしたキャリアプランをもって臨む人が求められています。
1.キャリアプランとは

キャリアプランとは、「職を通して経験を積み重ねる自分なりの計画」です。キャリアプランを質問された場合の回答は、例えば、「10年後には○○を実現したい。だから、その実現に役立つ経験を得られるA、B、Cの職に就きたい」となります。この回答例からも分かるように、回答するには「あなた自身が将来的に実現したいこと」「その実現に必要なスキル、能力」「求めるスキルや能力を得られる職種は何か」の知識が必要であり、なかなかの難問です。

2.キャリアプランを面接官が質問する意図

「会社にどこに配属されるかで、キャリアなんて決まっていくものじゃないの?」正直、そう考えられる方も少なくないでしょう。入社以降、全社員が希望する職に就ける会社は無いといって良いでしょうから、この考えを間違っているとは断言できません。

しかし、これは受け身な考え方で、社員全員が受け身な考えに染まってしまっては、会社に未来はありません。よって、「現実的に全員が希望するキャリアを積めるわけではい現状を打破しながら、自分のプランを何とかして実現しようとする意欲をもった人材を発掘する」ために質問していると考えれば良いでしょう。

3.「先輩社員紹介記事」を通してモデルを探すことから始めよう

理想的な回答準備としては、職を体験できる様々なインターンシップに参加した上でキャリアプランを組み立てることですが、この案は、多数へのアドバイスとしては現実的ではありません。もっとも容易な方法は、「この人のようになりたい」というモデルを、志望する会社及び同業他社の会社案内に掲載された「先輩社員紹介記事」を通して探し、その方が、どのようなキャリアを積み、どのような能力・知識・スキルを身に付けてきたかを参考にすることです。

4.あなたが活躍しているイメージは?

モデル探しを始める前に、少しだけ立ち止まり自己分析しましょう。分析内容は、10年後の自分のイメージです。
・業務目標実現のためのプランを考え、部下を動かしている。
・上司部下から、「このことについては私だ」と頼りにされている。
・人を育てるのが好きだから、社員研究等で活躍している。
・現場の緊張感が大好きで、大きな商談に常に関わっている。

大雑把ながらもイメージをもつことで、「先輩社員紹介記事」に目を通した時、モデルとしたい人の記事が、あなたのアンテナに引っかかりやすくなります。「先輩社員紹介記事」からモデルを見つけることで、より具体的なキャリアプランを回答できるようになります。

文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)

現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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