選考の手段として企業が取り入れることも多いのがグループディスカッション。事前に用意した自己アピールだけでは通用しない場面なだけに、苦手とする就活生も多いのではないでしょうか。グループディスカッションで評価されるにはどんな言動が好ましいのでしょうか。内定した先輩たちに聞いてみました。
Q.就活中のグループディスカッションを振り返って、好感触だったなあと思うポイントを教えてください。
・あまりしゃっべっていない人に話を振ったこと(男性/団体・公益法人・官公庁内定)
・あまり出しゃばらずに適切なコメントをしたとき(女性/生保・損保内定)
・自分の意見を言うときは言って、聞くときは聞くという姿勢で臨んだため、メリハリのあるディスカッションをできたように思う(女性/情報・IT内定)
・足りない役割をツぶさにことごとく担当した(男性/情報・IT内定)
■他者との違いをアピール
・他の人が持たない視点の意見を言えたとき(女性/団体・公益法人・官公庁内定)
・あえて反対の意見も言ったこと(女性/医療・福祉内定)
・ターニングポイントとなる発言をしたこと(男性/団体・公益法人・官公庁内定)
・暴走した人を止めた(女性/商社・卸内定)
・アイデアをたくさん出せた(女性/生保・損保内定)
・自分の振った話題で盛り上がったとき(男性/アパレル・繊維内定)
・自分なりの意見を、いいタイミングで発言して、議論の流れを変えられたとき(女性/情報・IT内定)
・他の人とコメントが同じようにならないように、差別化して発言した(男性/農林・水産内定)
・なるべく自分の意見を出すときは根拠を明確にした(男性/自動車関連内定)
■まとめ役としてアピール
・具体的なエピソード、自分が体験したことを話すことで、グループメンバーの納得感が得られたこと(男性/情報・IT内定)
・積極的にメンバーに声をかけて役割を早めに決め、グループディスカッションが始まる前に役割を決められたこと。司会としてメンバーにできるだけ意見を言えるように調整して、うまくいくようにみんなと協力したこと(男性/団体・公益法人・官公庁内定)
・まず自分が主導権を握る。優れている相手の意見を尊重する(女性/団体・公益法人・官公庁内定)
・最初に発言できて進行役になれたこと(男性/情報・IT内定)
個人面接などと違い、集団の中での動きが問われるグループディスカッション。リーダー役がアピールしやすいかといえばそれだけでもない様子。先輩たちの体験談を見ると、リーダーかどうかよりも「周囲の状況を把握しながらも、自分の意見を出せる」というポイントが高評価につながるようですね。
文● 就活スタイル編集部
調査期間:2015年3月
アンケート:就活スタイル調べ
集計対象件数:社会人男女122人(インターネットログイン式アンケート)