企業選びのコツを伝授! 就活で志望する会社を絞る方法5選

企業選びのコツを伝授! 就活で志望する会社を絞る方法5選

2015/11/16

志望動機

企業研究

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入社してみると、説明された雰囲気と違った……あなたの就職にも起こりうることだけに、自分で裏付けをとる企業選びが必要になります。

1.企業選びでは裏付けをとる意識が必要

「わが社は有望企業です」「若手が活躍できる会社です」……魅力的な会社説明文を読み、入社したいと思える会社を100社ピックアップすることは、時間さえかければ容易です。しかし、受験できる会社が30社とすれば、入社後に後悔しないためにも、「何をもって有望とアピールしているのか?その裏付けは?」という意識で絞り込む必要があります。

2.表現が自由な文章や言葉ではなく、数値を重視する

企業の基本情報として売上や社員数が記載されています。例えば、「売上100億円で社員数100人」のA社と、「200億円、150人」のB社では、どちらが有望でしょうか?

そこで、売上÷社員数を計算してみましょう。この結果、A社の「社員一人当たりの売上高」は1億円、B社は1億3千万円となり、差が明確になります。他には、「過去3~5年間の売上高の伸び率」なども比較すると良いでしょう。

3.きめ細かな数値情報を提供する会社は好感がもてる

最近では、社員数の男女の内訳、正社員とパート社員の内訳など、細かな数字を提供する会社が増えています。これを、「より実態を知りたいはずの就活生のニーズを満たそうとする企業姿勢」の表れと捉えれば好感が持てます。

そこで、「管理職の平均年齢」「女性管理職の比率」なども質問し、その数値の比較結果や回答姿勢からも絞り込むと良いでしょう。

4.重視すべき「売上高営業利益率」

民間企業は、利益を人材教育や研究開発等に再投資することで成長を目指します。よって、営業利益が赤字よりも黒字が望ましいことは説明するまでもありません。では、より望ましい黒字か、どうかは、どのようにして調べれば良いのでしょうか?

そこで、「売上高100億円、営業利益10億円」のA社と、「20億円、4億円」のB社を比較する為に、営業利益÷売上高(売上高営業利益率)を計算しましょう。理由は、売上高営業利益率が高いということは、無駄が少なく効率的な経営の実現、同業他社に比較して利益幅の大きな製品やサービスを有していると類推できるからです。計算は、A社は10億÷100億、B社は4億÷20億、その結果は、10%と20%でB社が優秀であることが明確になります。

5.数値結果に肌で感じるものを加える

数値をもとに絞った後に、「肌で感じる」判断を加えましょう。説明する社員の熱意、社内から感じる雰囲気……数字ではなく、人とともに働くわけですから、あなたが感じるものも重視する必要があります。「数値はA社が秀でているが、とても共感できるB社の志望順位を上げよう」こうして選んだ企業ならば、より納得して入社できるでしょう。

また、たとえ赤字でも、将来の爆発的な成長を実現するために事業への投資を先行させている企業もありますので、「数値は悪いのだけど事業方針が気になる」等、あなたのアンテナにひっかかる会社については、会社訪問をして「将来の展望」を質問した上で判断すると良いでしょう。

多数の会社を、ある程度までに絞り込むには数値比較が有効です。その結果に、あなたが共感できるかどうか等、肌で感じるものも加え、企業を選びましょう。

文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)

現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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