基本は正直・すなおに! 面接で「短所・弱み」を聞かれた時の上手な答え方

基本は正直・すなおに! 面接で「短所・弱み」を聞かれた時の上手な答え方

2015/11/10

志望動機

面接

面接での自己PR、「長所・強み」はいくらでも言えるけれど「短所・弱み」となるとどう話していいかわからない……という人が多いのではないでしょうか。しかし、自分の「短所・弱み」を把握して上手く話せると、面接官が「おっ」と興味を持つきっかけになります。
1. 「短所/弱み」は回答を選ぶ必要あり

面接では、基本的には正直に素直に回答すれば良いのですが、この質問に対しては「選ぶ」と「切り返し」を意識して準備する必要があります。例えば、「待ち合わせでは、必ず相手を待たせてしまうところが私の短所です」では、「約束にルーズな社員では社の信用を失いかねない」という理由から不合格とせざるを得ません。

まずは、「長所・強みに伴う仕方のない短所・弱み」を選ぶことが必要です。

2.「長所・強みに伴う仕方のない短所」とは

例えば、長所が「考えて時間をロスさせるくらいなら、まずトライ。行動してみる」ならば、「慎重さや計画性に欠ける」ことが短所とされても仕方がありません。しかし、長所と短所、強みと弱みを併せ持つことが普通の人ですので、この短所は容認されます。このように、自分の長所・強みを考えた上で容認される「短所・弱み」は何かを考え選びましょう。

3.大切なのは「切り返し」

この質問に対する回答で大切なのは「切り返し」です。なぜなら、あらゆる質問に対する回答の目標は「アピール」だからです。よって、「積極的な反面、やや考えずに行動してしまうところです」という回答では、長所で展開したアピールを減点させて終わっていますので目指すべき回答ではありません。回答にあたっては、「この短所・弱み」に対し、「現在、どう心掛けているか?」の切り返しを加えましょう。

例えば、「やや考えが足りずに行動してしまう点を少しでも減らそうと、どんな行動をとれる可能性があるかを最低3つ書き出してから行動するように心掛けています」と。

4.「切り返し」の説得力を高めるエピソードを加える

切り返しで示した心掛けの説得力を高めるために、「心掛けた事実=エピソード」を加えましょう。企業は、「考える・思う」だけでなく「実行できる」人材を求めているからです。例えば、「最近のことですが、アルバイト先でこのような問題が起きた時、直感的には、こう行動すれば問題を解決できるとアイデアが浮かびましたが、いや、まず3つアイデアを考えてからと、いったん立ち止まりました。そして、その3つのアイデアをもって店長に相談した上で、このように取り組み、その結果…」と。

このエピソードを加えた結果、アルバイト先での自己PRネタに触れた回答にできるのです。

文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)

現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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