何と言うのが正解?面接で「あなたの趣味は?」と聞かれた時の上手な答え方のコツ

何と言うのが正解?面接で「あなたの趣味は?」と聞かれた時の上手な答え方のコツ

2015/11/10

面接

面接では自分自身のことについて聞かれることも多いですが、趣味を聞かれた時にどのように答えれば印象がいいのか、迷ってしまう人は多いのではないでしょうか?今回は、面接で「趣味」を尋ねられた際に知っておくべき答え方のポイントをまとめました。
1.面接における趣味の位置づけ

 一般的には、面接の質問は「あなたが学生時代に力を注いだことは?」「あなたの長所・特徴は?」等から始まることが多く、「あなたの趣味は?」から始まることは少ないでしょう。この実態から「趣味」に関する質問は、「他にも、あなたの魅力はあるか?」を探る糸口とするものであることが分かります。

2.有利となる趣味を探す必要はあるの?

 結論としては、趣味に有利・不利はありません。「読書」「映画やスポーツ鑑賞」「旅行」「散歩」…あなたの本当の趣味を素直に選び、回答しましょう。面接官は、趣味が「何か」を知りたいのではなく、あなたの会話を膨らませ、より、あなたの魅力を探ることが質問の目的なのですから。

3.趣味の回答で大切なのは「発展」

 面接官の目的は「何」ではなく、「何」からの会話の発展ですから、あなたは会話が弾むように心がける必要があります。そこで、趣味に関する情報を積極的に提供しましょう。例えば、

・きっかけ(はじめた理由)

・面白さ(とりこになっている理由)

・発展(趣味がきっかけで向上した生活や広がった人脈)

です。

 この時、ついつい「面白さ」を話すことが簡単なため情報提供の中心としがちですが、その趣味に興味のない面接官の場合、その情報がチンプンカンプンであったり、面白くない可能性もあります。そこで回答の中心は「発展」に置きましょう。

 例えば「散歩」ならば、「同じ時間帯に犬の散歩でよくすれ違う方と会話を交わすようになりました。マンションのルールでペットを飼えない私の、とっても楽しい時間になっています」とか、「料理」ならば、「段取りと後片付けが大切なことが自然と分かってきました。この料理がきかっけで、身の回りも整理するようになり、先日は研究室の先輩から、あなたの実験は手際も良いし、片付いていると誉めて頂けました」と。

4.多趣味の場合は?

 あなたが多趣味の場合は、「発展」が志望職種に繋がるものを、まず回答すると良いでしょう。例えば、営業・接客系の職種を志望している場合は「散歩」を選び、その発展ネタを通して、「初対面の方、年齢層の違う方とも交流できる能力」をアピールする狙いをもつと良いでしょうし、総務や技術系の職種を志望している場合は、「料理」を選び、段取りや効率性を重視する姿勢をアピールする狙いをもつと良いでしょう。

 そして、最後に「実は○○や△△もかじっておりまして…」とアクティブな姿勢のアピールを加えましょう。

文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)

現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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