必ず聞かれる! 面接で「志望動機」を尋ねられたときの上手な答え方のコツ

必ず聞かれる! 面接で「志望動機」を尋ねられたときの上手な答え方のコツ

2015/11/10

志望動機

面接

就職活動をしていると面接で必ず聞かれるのが「なぜ弊社に入りたいと思ったのですか?」という志望動機。これに上手く答えることができれば、面接突破の確率もぐんと上がります。そこで今回は、面接で「志望動機」を尋ねられたときの上手な答え方のコツをまとめました。
1.「職種」と「会社」志望動機の二つを分けて回答する。

単に「志望動機は?」と質問された場合は、「はい。まず、大学で研究しているAの知識や経験を活かせる○○プロジェクトに参加したいことが理由です。このプロジェクトを通して、こんな社会の実現に貢献したいです」(職種志望動機=就きたい具体的な仕事内容とビジョン)「次に、(同業他社も同様のプロジェクトを抱える中)特に御社を志望する理由は、売上高営業利益率が同業他社の中でトップレベルであることに加え、大手企業C社に御社の製品が採用されているからです。また、ユニークな評価制度に共感したことも大きな理由です」(会社志望動機=同業他社が数ある中で志望会社を選ぶ理由)と、分けて答えることを心掛けましょう。これにより、具体的で、面接官が納得できる回答内容とすることができます。

「入社して取り組みたいことは?」と細かく質問された場合は、職種志望についてのみ回答しましょう。そして、その後の面接官とのやりとりの流れの中で、同業他社に対する志望会社の特徴に触れましょう。もしも欲張り両方を回答した場合、用意した志望動機を、そのまま回答しているといったマイナスの印象をもたれかねません。こんなところからもコミュニケーション力が審査されるのです。

2.回答を通して狙うこと

上手な回答とするには、具体的な回答とすることを心掛けましょう。そして、狙いをもって回答を組み立てましょう。

例えば、「大学で研究しているAの知識や経験を活かせる○○プロジェクトに参加したいことが理由です。…」の回答では、「大学で研究しているAの知識や経験を活かせる」という一言を加えることを通して、「大学で学んでいる専門性を活かしたい、それだけ大学の研究に力を入れている」という自己PRを含ませています。そして、この一言から、面接官の質問を研究等の大学生活に誘導したいという狙いもあります。

「特に御社を志望する理由は、売上高営業利益率が同業他社の中でトップレベルであることに加え、…」の回答では、売上高営業利益率や顧客に触れることを通して深く会社研究をしている姿勢や、業績分析という数値面からのアプローチが出来ること、大きなインパクトを残せるような仕事がしたいという大志をアピールする狙いが含まれています。

このような具体的で狙いが伴った回答は、面接官も喰いつきやすくなり、その結果としてコミュニケーションしやすい人というプラス評価にも繋がるのです。



文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)

現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。

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