エントリーシートを書く時に気をつけたい、志望動機の上手なまとめ方

エントリーシートを書く時に気をつけたい、志望動機の上手なまとめ方

2015/11/10

自己分析

就職活動中、企業に入社の熱意を伝えるために重要なのがエントリーシートでの「志望動機」の書き方です。今回は、ESを書く時に気をつけたい志望動機の上手な書き方をポイントごとに解説します。

1.志望動機は大きく二つに分けられる

志望動機とは、大きくは「職種志望動機」と「会社志望動機」の二つに分けられます。この二つを簡単に表現すると以下の通りです。

・職種志望動機とは
入社して、どの仕事がしたいか?その仕事を通して社会や顧客に、どのように貢献したいか?
・会社志望動機とは
希望する仕事に挑戦するチャンスをもつ会社(同業他社)が数ある中で、なぜ志望会社を選ぶのか?

作成にあたっては、この二つに具体的に触れることを心掛けましょう。

2.職種志望動機の上手な書き方

「世界中に安心を届ける仕事がしたい。人々が安心して生活できるお手伝いをして社会に貢献したい」等の漠然としたものにしないために、以下の2点を明確にした上で作成することが大切です。

・志望会社の組織図等を参考にして、入社後に配属を希望する部署やプロジェクトを明確にする。

・会社案内等で紹介されている先輩社員の仕事エピソードを参考にして、希望する仕事を通して、社会や顧客にどのように貢献できるかのイメージをもつ。

3.会社志望動機の上手な書き方

「業績も良く、社風も良く、加えて社会貢献活動にも力を注がれておられることが貴社を志望する理由です」等の抽象的なものにしないために、以下について調べた上で作成することが大切です。

・技術力や特徴的なサービス等、同業他社に対する仕事上の強みに触れる。

・評価制度等、ユニークな社内制度に触れる。

・社員一人あたりの売上高等、同業他社と比較して優位な数字を盛り込む。

4.ライバルの志望動機に差を付ける取り組み

志望動機作成のアドバイスにあたり「OBOG訪問」が薦められています。このアドバイスは間違っていませんが、出来ない状況を抱えた人も多いのが実状です。そこで、誰もが簡単にできる志望動機レベルアップ方法を紹介します。

志望会社の中長期事業計画を調べる。この計画は、上場会社ならばネットを通して「有価証券報告書」を入手することで調べられる。非上場会社の場合は、合同企業説明会や会社説明会で質問することで把握できる。

中長期事業計画とは、5~10年先を見据えて志望会社が取り組む現実的な仕事ビジョンです。会社は、この中長期事業計画をもとに採用活動を行っています。つまりは、この中長期事業計画の推進役の一人に成長してくれる人材を探すために、会社は採用活動を行っているとも言えますので、この計画に触れた志望動機を作成することが、会社の求める人材であることをアピールすることに繋がるのです。


▼選考通過した先輩のESが見られる!


文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)

現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。


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