就活を始めるときに身につけるものとして準備するのは、まずスーツ。そしてバッグや靴ですね。でも、かつての先輩の姿を思い起こした時、スーツならイメージが沸いても、靴はどんなものを履いていたのか思い出せない、という人もいるでしょう。就活女子に最適な靴はどんなものでしょうか?
漠然と見ていた1年前の先輩のスーツ姿、記憶の定かではない靴ですが、面接官の側としては、全身しっかりとチェックしているものです。スーツに、ブーツやスニーカー、ミュールを合わせるのは論外ですが、パンプスを選ぶにしても、さまざまな色や形がある中、就活にふさわしいものを履いていきたいですね。
就活するにあたっては、数多くのスーツや靴を用意できる人ばかりではありません。長期間同じものを使用することになるので、ぜひ最初の段階で最善の選択をしておきましょう。
バッグと靴は、同じ色で統一感を持たせます。バッグや靴で、フォーマルなものといえば、黒。定番で、落ち着いた印象を与える色ですし、ビジネス以外のフォーマルなシーンでも活用できます。エナメルは華やかなシーンにはよいですが、ビジネスには目立ちすぎる印象です。また、カジュアルな生地のものも避けます。革か合皮素材のものがよいでしょう。
リボンやストラップのついた、おしゃれなデザインのパンプスは素敵ですが、それはプライベート用にとっておきます。就活ではプレーンパンプスを選択するのが、時と場合をしっかりと認識した思慮深さを表します。
1口にプレーンパンプスと言っても、形やデザインは微妙に違っています。ファッションにこだわる人なら、第1印象でこのデザイン、と決めてしまいそうですね。でも、ちょっと待って、就活に使用するなら絶対試着して確認しておきたいポイントがあります。就活では、企業の場所によっては、かなり歩くことを覚悟しなければなりません。慣れているスニーカーならいくら歩いても平気という人でも、慣れないパンプスでは、靴擦れをおこしたり、集中すべき時に不快な思いをしたりするかもしれないのです。そのためにはまず、先の細くなっていないもの、先の丸い形のパンプスがよいでしょう。足の甲の幅には個人差があるので、靴の見た目で判断せず、足先に負担がかからないか、必ず試し履きをします。また、ヒールの高さは3~5センチのもの、ピンヒールではなく底面積の広いものを選びます。ヒールが高くなると、脚長に、優雅に見えますが、そのために足が痛くなり表情が曇ってしまってはなんにもなりません。機能的に、歩くのに向いていることや、立ち振る舞いに安定していることを優先しましょう。
パンプスの選択次第では、長い就活期間のモチベーションや結果を左右します。相手に好印象を与え、自分の身体にも負担のかからない、就活にぴったりなパンプスを選べるとよいですね。就活が始まったら、その都度手入れも忘れずに、よい結果を手に入れてください。