会社説明会や面接、就活セミナーなど1日を通して予定が入ることの多い就活時期。ときには、面接と説明会の間に数時間の隙間時間ができてしまうこともあるのではないでしょうか。わざわざ帰宅するほどの時間はない、だけどゆっくり足を休めたい。こんなとき、どうすればいいのでしょうか。
今回お話を伺ったのは、金融機関の営業として働くYさん(32歳/男性)。外回りの営業が多いというYさんに、就活中の隙間時間を上手に活用するカフェ選びについてお伺いしました。
「ドリップコーヒーを購入したレシートを提示すれば、同日内であればどの店舗でもドリップコーヒーを2杯目以降108円で購入できます。そのため、1日に数回の隙間時間ができる日にはスターバックスを利用するのがおすすめです。主要駅のすぐ近くにあることが多いので、カフェを探し回る手間を省くこともできると思います。
スターバックスのコンディメントバーには、シュガーやシロップはもちろん、牛乳や無脂肪乳の他に、ココア・バニラ・シナモンなどのパウダーがあります。店舗によってはナツメグやハニーオレンジのパウダーがあることも。自分好みの味にカスタムすれば毎回違う味を楽しむことができますし、いい気分転換になるのではないでしょうか。例えばコーヒーにシュガーと牛乳を加え、ココアパウダーをまぶすとカフェモカ風の味になりますよ」
言わずと知れたシアトルスタイルカフェの代表格「スターバックスコーヒー」。1日に数回の隙間時間ができる場合、毎回カフェに入るとお金がかさむなあ……というとき、強い味方になってくれそうですね。
「ミスタードーナツの特徴はホットコーヒーとホットカフェオレのおかわりが自由なところです。書類を作成したり、面接のイメージトレーニングをしたりする際など、比較的ゆっくり休みたいときにおすすめです。ただし、新宿、渋谷などの都心にはあまり店舗がないという難点もあるので注意が必要です」
コーヒーは270円、カフェオレは302円。その金額でプレッシャーなく長居ができるのはありがたいですね。
では逆に、長居しないときに寄りたいカフェはどこなのでしょうか?
「なんと言っても価格が安いです。コーヒーは190円で、早い店舗だと朝7時から営業しているのもポイントです。次の予定に向かう前に少しだけ休憩したいときや、ちょっと一服したいときに最適です」
単価の安さから、他のコーヒーチェーン店よりも気軽に立ち寄れるありがたい存在ですね。
では、もっともっと短時間で、だけど一呼吸置きたい! という場合はどうでしょう。
「最近では、どのコンビニでも100円前後で本格コーヒーを楽しめるようになりました。それに伴って、ちょっとした休憩スペースを設けている店舗もできています。気軽に入って足を休めることができるので、コスパは最高だと思います」
ほんの数分だけ座りたいときに便利そう。面接書類を確認したり手鏡で身だしなみの最終チェックをしたりするときにも使えそうですね。
「隙間時間ができるたびに毎回カフェでお茶をしていると、気づくとお茶代が予想外にかさんでいることも。そうならないためには、各百貨店の屋上や階段周辺の休憩スペースを利用するのもいいですよ。個人的によく使うのは小田急百貨店新宿本館の屋上です。ベンチの数が多く、平日の日中であればだいたい腰掛けて休むことができるのでおすすめです」
隙間時間を有効活用することは、「デキる社会人」への第一歩。この機会に自分のお気に入りスペースを見つけておくと、社会人になってからも重宝するかもしれませんね。
文●木村衣里+プレスラボ