【自己PR】採用面接で企業が知りたい、たった1つのこと【企業サイドから見る「自己分析」6】

【自己PR】採用面接で企業が知りたい、たった1つのこと【企業サイドから見る「自己分析」6】

2015/03/31

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■自己PRの丸暗記は無意味じゃない。けれども……

学生が語る自己PRは、当然ですが、しっかりと長い時間をかけてじっくり練って、考えに考えて言葉にしたものです。それを一生懸命暗記して、面接に挑むこともあるでしょう。それはそれで全く問題ありません。自己PRは、自己分析の結果の上に出来上がった産物です。だから自己分析の作業の段階で、例えば親や友達に「私ってどうよ?」って聞いてみたり、今までの過去を振り返って、様々な経験、得た価値観、刺激なんかを整理し、自分の言葉としてまとめていくでしょう。

だから面接官は、取っ掛かりとして、候補者が考えた自己PRを聞くことは、たとえそれが丸暗記レベルのものであっても、決して無意味ではないんです。少なくとも、自分のことを自分でどう思っているのか? が反映されているはず。短時間で面接官が相手を知る貴重な情報源となります。

ただし、面接官は決してこれを100%信用しません。自己PRをキッカケに出てきたキーワード、話の抑揚、表情などを見ながら、果たして本当に、自己PRは間違っていないのか? それは企業にとって有意義か? を探っていきます。

信用しないのは、疑ってるという意味ではなく、語られたこと以外にも必ず本人が気付いていない素晴らしい要素が眠っているはずだ、と考えているということです。別に自己PRの内容がとんちんかんなものでも、それはそれで構わないのです。そこから面接官に誘導されて、自分の眠っているすばらしさを惹き出してもらえばそれで良いわけですから。だからこそ、面接は「ありのままの自分」を出すことが重要です。


文・コンテンツ提供●安藤恒久

【プロフィール】
東京農工大学農学部卒。その後福山大学大学院工学研究科修士課程修了。1996年、大手飲料食品メーカーに入社。主に経営部門で会社組織運営に携わる。その後は、ブライダル業界に転身。管理部門の責任者として株式公開業務担当。以降、雑貨商社、IT、教育など多様な業界で事業構築を行う。2005年6月から始めた、「会社側の本音」と「就活生の自信構築」をコンセプトに書き連ねたブログ『会社サイドの就活日記 ~面接は怖くない!企業と面接官の本音を知ってください!~』は毎年 数多くの就活生や新社会人のバイブルとして支持されている。

『会社サイドの就活日記 ~面接は怖くない!企業と面接官の本音を知ってください!~』
http://ameblo.jp/yansono/

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