【GD対策講座】出題パターン4つ【グループディスカッション攻略】

【GD対策講座】出題パターン4つ【グループディスカッション攻略】

2015/08/20

グループディスカッション

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最近は、ほとんどの企業が選考にグループディスカッション(以下GD)をとりいれています。1対1の面接ではわからない、協調性やコミュニケーション能力をチェックするのが目的のひとつで、導入する企業にとっては、会社に入ってからの学生の仕事ぶりを予測できるというメリットがあります。では、GDにはどんな種類があるのでしょうか? 大きく4つに分類されるGDの種類を見ていきましょう。

1.テーマ方式

時事問題、環境問題といった一般的なテーマや、新商品開発、規制緩和による影響予測など業界の専門的な問題をとりあげ、それについて自由に討論し合う方式。もっとも一般的なGDのパターン。テーマはその場で発表されますが、例年の傾向をチェックして対策しておくことは大切。自由討論のため、各グループが自分たちで時間配分や発表の方法などを決めなくてはならず、実は難しいパターンともいえます。

2.インバスケット方式

いくつかの要素が用意されていて、それを何らかの基準にしたがって優先順位をつけるという形式。例えば「××で遭難した」という状況設定があり、用意された「方位磁石」「水」「地図」「コート」といったいくつかのアイテムの中から、置かれている状況に必要なアイテムにチームで優先順位をつけ、順位をつけた理由を述べるといった討論方式。

3.グループワーク方式

「レゴブロックで車両を作る」、「紙を折ってできるだけ高く積み上げる」など、「もの」を使ってグループのメンバーで何かを作り上げていくパターン。実際に手を動かして作るので、黙々と個人で作業をしてしまいがちですが、グループのメンバーと協力して課題を達成できたか以外に、仲間とコミュニケーションをとりながら作業しているかといった過程もチェックされます。

4.ディベート方式

「経済活動と環境保全ではどちらを優先すべきか」「動物園は必要か不要か」「お弁当と給食、どちらがいいか」といったテーマに対し、自分の意志とは関係なく、決められた側に立って、討論します。自分の意見を述べるのではなく、置かれた側の意見をしっかり構築し、相手をどう論破するかがディベートの難しさであり、醍醐味です。

このように、ここ数年、GDのパターンは多様化しています。具体的なテーマや内容はGD当日までわからない場合がほとんどですが、事前に志望する企業の例年のパターンやテーマの傾向を把握し、対策を練っておくことが大切です。


監修者●上田晶美

上田晶美(うえだあけみ)
1994年ハナマルキャリアコンサルタントを設立し(現在は株式会社ハナマルキャリア総合研究所)以来、大学生の就職、社会人の転職に関する講演、執筆を手がける。年間約20の大学でその他の講演も含め200講演。就職関連の著書20冊。1983年早稲田大学教育学部卒業。近著に『ちょっと待ったその就活!』(技術評論社)、『働くための「話す・聞く」コミュニケーション力って何?』(ぺりかん社)

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