【就活マナー講座】OB・OG訪問をする際に心得ておくべきこと

【就活マナー講座】OB・OG訪問をする際に心得ておくべきこと

2019/01/30

就活マナー

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最近は個人情報の問題もあるので、OBやOGを探すのが難しくなっていますが、いろいろなコネクションをみつけて会いに行くことをおすすめします。まずはゼミやサークルの先輩、親兄弟、親戚などに紹介してもらえる先輩がいないか確認しましょう。また、大学のキャリアセンターに相談するのもいいでしょう。会いに行くOB・OGは、参考にしやすい同じ大学の同じ性別の人がベストですが、違う大学の先輩や性別の人でももちろん構いません。

訪問日時や場所は、相手の意向に合わせます。まちがっても、先にこちらから候補日を挙げることはしてはいけません。まずは相手の都合のいい日程を伺いましょう。

日時が決まったら、それまでに質問したい内容をまとめて用意しておきましょう。できれば履歴書やESを持参して、見てもらえるとベストです。事前の準備がない、当日メモをとらないといった行為は失礼に当たります。

聞いておくべき質問は大きく分けてふたつ。

ひとつは「その人自身について」。社歴や今の仕事内容から、1日の仕事の流れ、1週間の流れなどを聞いてみましょう。

ふたつめは、「採用に関すること」。年が近い先輩なら、先輩自身の就活の内容はぜひ伺いたいところ。また、その企業がどんな人材を求めているのかも確認しておくといいでしょう。

特に先輩から「私服で」という指定がなければ、就活スーツで出向くのが基本です。喫茶店などで話を伺うケースが多いと思いますが、飲み物は先輩が頼んだものと同じものを頼むのが無難です。先輩がお会計をする際には、支払いの意志を見せるのが礼儀です。実際には、目上であるOB・OGが支払ってくれる場合がほとんどですが、「ごちそうさまです」のひと言を忘れてはいけません。また、時間を作っていただいたこと、ごちそうになったことに対して、メールでもいいので、必ずその日のうちにお礼状を送ることをお忘れなく。

学生のためのOB・OG訪問ですが、わざわざ時間をとってくれた先輩にも「会えて楽しかった」と思ってもらえるようなコミュニケーションを心がけましょう。


監修者●上田晶美

上田晶美(うえだあけみ)
1994年ハナマルキャリアコンサルタントを設立し(現在は株式会社ハナマルキャリア総合研究所)以来、大学生の就職、社会人の転職に関する講演、執筆を手がける。年間約20の大学でその他の講演も含め200講演。就職関連の著書20冊。1983年早稲田大学教育学部卒業。近著に『ちょっと待ったその就活!』(技術評論社)、『働くための「話す・聞く」コミュニケーション力って何?』(ぺりかん社)

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