【就活マナー講座】お礼状を送るときに覚えておきたい3つの心得

【就活マナー講座】お礼状を送るときに覚えておきたい3つの心得

2015/08/12

就活マナー

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就職活動でお礼状を送るケースというのは、内定をもらったときだけとは限りません。OB・OG訪問でお世話になった先輩社員や、就活中に名刺をいただいた社会人に対しては、必ずお礼の連絡をしましょう。この心遣いは意外とあなどれないもので、選考の度に担当の面接官にお礼状を送り、その企業から内定をもらった学生もいるそうです。お礼状はマストではありませんし、気持ちの問題ですから、お礼状を送付する学生が印象に残りやすいということもあるかもしれません。今回は、就活でお礼状を送るときに心に留めておきたい3カ条を紹介します。

1.お礼は当日、遅くとも3日以内に!

お礼状は手紙に限らずメールでも構いませんが、重要なのは送るタイミング。できれば面接を受けた日、名刺をもらった日など、お礼をするべきことがあった当日に、遅くとも3日以内には送るようにしましょう。これを過ぎると、相手も何のお礼なのかわからなくなり、印象も薄くなってしまいます。

2.便箋や封筒選びには気をつかおう

手紙で送る場合は、便箋や封筒選びに気をつかうとなお良いです。子供っぽいキャラクターものなどは避けたほうが無難ですが、季節に合ったデザインや清潔感のあるものであれば、好感触です。履歴書など必要書類を送付するのとは訳が違うので、度を過ぎない範囲で好みの便箋選びを楽しめば、就活のモチベーションアップにもつながります。

3.オリジナリティあふれる文章を!

そしてなにより大切なのは、文章の内容です。頭語・結語、季節の挨拶といった形式はビジネスの常識を把握していることのアピールという意味で書くのはマストですが、お礼状にはさらにオリジナリティが必要。「面接(OB・OG訪問)のときに伺った○○さんの△△という言葉にとても感銘を受けました」「●●さんが▲▲してくださり、とても嬉しく思いました」など、具体的な事例を加えることで、印象が強くなります。

せっかくお礼状を送っても、決まり文句だけがタイプされたビジネス書類のような文章が素っ気なく書かれているようでは相手の心を打つことはできません。そういった意味では、お礼を伝えたいと心から感じた相手を想って筆をとるという気持ちがないなら、形式的にお礼状を送る必要はないと言えるでしょう。


監修者●上田晶美

上田晶美(うえだあけみ)
1994年ハナマルキャリアコンサルタントを設立し(現在は株式会社ハナマルキャリア総合研究所)以来、大学生の就職、社会人の転職に関する講演、執筆を手がける。年間約20の大学でその他の講演も含め200講演。就職関連の著書20冊。1983年早稲田大学教育学部卒業。近著に『ちょっと待ったその就活!』(技術評論社)、『働くための「話す・聞く」コミュニケーション力って何?』(ぺりかん社)

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