「吉田松陰」、皆さん一度は耳にした事のある名前ではないでしょうか。彼は幕末の天才思想家と呼ばれ、30歳でその生涯を閉じるまでに多くの弟子たちに彼自身の熱い教えを説いていました。その言葉一つ一つは、現代を生きる私たちにも胸に迫るものが多く、「後悔しない生き方とはなにか?」と問いかけてきます。今回は吉田松陰の言葉をいくつかご紹介します。
【やる恥やらない恥】
●「やります」と宣言したことをやってはみたものの、うまくいかずに恥をかいた。
●恥をかきそうだから、やらなかった。
2人の自分を鏡に映したとき、本当に恥ずかしい人物はどちらでしょう?
【迷わない生き方】
最もつまらない人というのは、「人との約束を破る人」ではなく、「自分との約束を破る人」です。あなたは自分との約束を守れていますか?自分の目指す道を進むことは自分との約束を守ること。それが解れば迷わずに生きていけるでしょう。
【体験するまでは虚像】
世間で言う批判とか賞賛はどれもこれもあてになったためしはありません。そんなことは百も承知のはずなのに、ありもしない幻想を追いかけることに骨を折る気でしょうか?自分でやってみなくてはわからないことはたくさんあるのです。
【嫌な人は鏡】
愛されようとするのではなく、こちらから愛しましょう。尊重してもらおうとするのではなく、こちらから尊重しましょう。魅力あふれる人というのは、自分の「人生」をどうするべきかと、大きな時間軸で悩んでいます。目の前の悩みばかりにとらわれてはいけません。
【止まることは許されない】
進まなければ、退化します。途中でやめれば、すべてが無駄になります。たとえ今日死んでも悔いを残さないよう、前に進み続ける気概をもちましょう。
後悔しない生き方とはなにか。それは簡単に分かるものではありません。就活中は「後悔しないようにするには?」「自分は何をしたいのか?」と自分に問うことが多いでしょう。いつの時代も、世界を動かすどんな英雄であっても、誰もがその悩みを抱えていました。目標に向かって進むために、「松田松蔭」の言葉に背中を押してもらってはいかがですか?
今回の「就活に効く」一冊
本のタイトル:覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰
著者名:池田貴将
発効日:2013年6月10日
価格:1500円+税
発行元:サンクチュアリ出版
時代のすべての異端児たちへ。不安と生きるか。理想に死ぬか。幕末の天才思想家、胸に迫るその熱い言葉。
外国の文明を学ぼうと、死罪を覚悟で黒船に乗り込もうとした。幽閉の処分となると、小さな塾を開いて、高杉晋作や伊藤博文など、後の大臣や大学創設者になる面々を育てた。誰よりも遠くを見据えながら、幕末を熱く駆け抜けた天才思想家・吉田松陰。彼の「心」「志」「士」「友」「知」「死」日本史上、最も熱くてリアルな人生哲学が世代を超えて心に響く、強くてやさしい言葉でよみがえる。日本史上、吉田松陰ほど「クレージー」を愛した人はいないでしょう。松下村塾という小さな塾から、その強烈なカリスマ性をもって、高杉晋作、伊藤博文をはじめとする数多くの異端児たちを育てあげました。この本には、30歳という若さでこの世を去った松陰先生が、命がけで残そうとした「願い」が集まっています。それらを一つひとつ胸に刻むごとに、若き日々に置いてきてしまった「狂の心」が、ふつふつとよみがえってくるのです。
池田貴将
早稲田大学卒。リーダーシップ・行動心理学の研究者。大学在籍中に世界No.1コーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズから直接指導を受け、ビジネスの成果を上げる「実践心理学」と、東洋の「人間力を高める学問」を統合した独自のメソッドを開発。リーダーシップと目標達成の講座を開始すると、全国の経営者・役職者からたちまち高い評価を得た。著作に『未来記憶』(サンマーク出版)『動きたくて眠れなくなる。』(サンクチュアリ出版)がある。
この書籍の詳細を見る・購入する http://www.sanctuarybooks.jp/book-details/cate0001...