育休を希望する男子学生増加。「復帰」や「出世への影響」への不安視も

育休を希望する男子学生増加。「復帰」や「出世への影響」への不安視も

2014/12/04

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育休を希望する男子学生増加。「復帰」や「出世への影響」への不安視も

2010年に厚生労働省が「イクメンプロジェクト」を始動させるなど、最近では男性の育児への参加を、国も積極的に支援しています。実際に育児に意欲を見せる男性も増えているようですが、現在就活中の学生は育児休業についてどのように考えているのでしょうか。マイナビが行った「マイナビ大学生のライフスタイル調査」の中で、学生の育児に対する考え方に関するデータをご紹介します。

Q.子育てについてあなたの考えに近いものは?(男子学生のみ)
育児休暇を取って積極的に子育てしたい 文系44.1%/理系35.9%
育児休暇は取らないが夫婦で子育てはしたい 文系43.5%/理系50.5%
子供ができたら仕事をやめて子育てに専念したい 文系0.8%/理系1.1%
子育てはできるだけ相手や両親にまかせたい 文系2.6%/理系2.2%
今のところあまり子供は欲しくない 文系3.8%/理系3.9%
子育てのことなど考えたこともない 文系5.2%/理系6.4%

「育児休暇を取りたい」と考えている男子学生が文系を中心に多いようです。ちなみに前年比で見ても文系が5.0ポイント、理系が2.7ポイントアップしているとのこと。男子も積極的に子育てをしたいという想いが強くなっていることが分かりました。なお、育児休暇を取りたいと考える理由を聞いたところ「子供が小さいうちはできるだけそばにいてあげたいから」(文系37.6%/理系45.9%)、「配偶者だけに子育てをまかせるのはよくないと思うから」(文系22.0%/理系20.3%)「育児期間中は育児に専念したいから」(文系14.6%/理系17.6%)という声のほか、「育児休暇を取るのは当然の権利だと思うから」(文系23.9%/理系14.6%)という声も多かったです。

一方、「育児休暇は取らないが夫婦で子育てはしたい」と回答した男子学生にその理由を聞いたところ、以下のような結果になりました。

Q.「育児休暇は取らないが夫婦で子育てはしたい」と回答した最も大きな理由に近いものは?(男子学生のみ)
育児休暇後の職場への復帰に不安があるため 文系16.9%/理系16.9%
育児休暇を取らなくても十分子育てに参加できると思うので 文系36.2%/理系37.0%
育児休暇の取得が出世に影響するのではないかと思うので 文系14.6%/理系11.9%
会社や同僚に迷惑がかかると思うので 文系14.6%/理系15.9%
収入が下がることを避けるため 文系7.1%/理系6.9%
そもそも育児休暇を取るという考えがなかった 文系5.6%/理系7.5%
会社や同僚の印象がよくないと思うので 文系4.2%/理系3.1%
その他 文系0.7%/理系0.8%

厚生労働省の発表によると、2012年度の男性の育児休業取得率はたったの1.89%。前年と比べて0.74ポイント低下しており、男性の育児休業取得はまだ定着していないのが現状です。そんな背景もあってか、「職場復帰に不安を感じる」「出世に影響しそうだから」「同僚に迷惑がかかりそう」といった、職場での立場や人間関係を不安視している学生が多いと考えられます。

最近女性の間でも、妊娠や出産にあたって職場で嫌がらせやいじめを受ける「マタハラ(マタニティ・ハラスメント)問題」が話題になっています。育児に積極的な男性が増えるのは少子化が進む日本にとってもうれしいことですが、男女問わず、働きながらの出産・育児にはまだまだ解決すべき課題が多いというのが実情のようです。

文●うすこ
2015年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査
■調査期間:2013年12月13日(金)~2014年1月13日(月)
■調査方法:12月13日時点のマイナビ2015全会員にハイブリッドDM(WEB DM)で配信。その後、数回に分けて新規登録会員にハイブリッドDM(WEB DM)を配信。
■有効回答数:5,663名[内訳:文系男子 977名 理系男子 1,031名 文系女子 2,540名 理系女子 1,115名]※当調査は法政大学キャリアデザイン学部との共同調査。

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