女子学生のほうが共働き志向。結婚しても仕事を続けたい?

女子学生のほうが共働き志向。結婚しても仕事を続けたい?

2014/12/04

就活の悩み・疑問

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結婚後も仕事を続ける女性が増え、寿退社という言葉も最近あまり聞かなくなりました。安倍政権が「女性の活用」を積極的に唱えていることからも、女性の活躍の機会が今後ますます増えていくはず。そんな中、現在就活中の学生は結婚後の就業についてどのように考えているのでしょうか。マイナビが実施した調査データをご紹介します。

■女子のほうが共働き志向が高い
【女子回答】
夫婦共働きが望ましい 文系74.4%/理系79.4%
主に自分の収入のみで生活するのが望ましい 文系1.4%/理系1.4%
主に相手の収入のみで生活するのが望ましい 文系24.2%/理系19.2%

【男子の回答】
夫婦共働きが望ましい 文系55.3%/理系54.0%
主に自分の収入のみで生活するのが望ましい 文系43.9%/理系44.8%
主に相手の収入のみで生活するのが望ましい 文系0.8%/理系1.2%

理系・文系ともに、共働き志向は女子の方が高いという結果になりました。逆に共働きを希望しない場合は、男女ともに、男子の収入だけに頼りたいと考えている人が多いようです。

共働き希望者にその理由を聞いたところ、男子では「結婚相手が仕事を続けたいならその意思を尊重したいので」(文30.4%、理32.1%)が最多。女子では「仕事を続けることが生きがいになると思うから」(文23.0%、理23.3%)が最も多いものの、「一方の収入だけでは生活できないから」(文19.8%、理15.4%)、「自分が自由に使えるお金をある程度持っていたいから」(文14.3%、理12.8%)、「それぞれ自分の仕事を持っていることが自然だと思うから」(文13.0%、理15.6%)という回答もありました。働く意欲はあるものの、現実的には経済的な不安が拭えないからというのもホンネのようです。

主に自分の収入で生活したいと回答した人の理由としては、「結婚相手には家を守って自分や家族を支えてほしい」が男女ともに最多で全体の34.1%。「結婚相手には家事や子育てに専念してほしい」という回答も全体の30.2%いました。

一方、主に相手の収入で生活したいと回答した学生(専業主婦(夫)志向の人)にその理由を聞いたところ、女子は「家事や子育てに専念したい」(文52.3%、理54.2%)が最多。男子は「結婚しても仕事を続けたいという意欲がないから」(文37.5%、理25.0%)が最多という結果となりました。

ライフスタイルが多様化している昨今、共働き、専業主婦、専業主夫、どのスタイルを選ぶかはかなり自由になっています。ただ、いずれの場合もお互いの理解や企業のサポートも欠かせません。就活生が会社選びをする際にも、そのあたりが重要な要素になってくるでしょう。

文●うすこ
2015年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査
■調査期間:2013年12月13日(金)~2014年1月13日(月)
■調査方法:12月13日時点のマイナビ2015全会員にハイブリッドDM(WEB DM)で配信。その後、数回に分けて新規登録会員にハイブリッドDM(WEB DM)を配信。
■有効回答数:5,663名[内訳:文系男子 977名 理系男子 1,031名 文系女子 2,540名 理系女子 1,115名]※当調査は法政大学キャリアデザイン学部との共同調査。

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