夏にも面接や会社説明会が開かれ、厳しい暑さの中多くの企業が半袖シャツやクールビスを推奨しています。しかし、就活生としては言葉通りスーツ以外の服装で行くべきか、スーツのまま行くべきかで迷ってしまいますよね。そこで今回は、就活スーツ以外で面接を受けることに対しての本音を大学生に聞いてみました。
「説明会のときに社員の服装をチェックしておく。ポロシャツなどのオフィスカジュアルなら、こちらもジャケットは着ない。もし説明会時に社員がスーツであれば、たとえ面接時に軽装可だったとしても、就活スーツで行く。悪目立ちしたくないので、場に合わせたい」(男性/22歳)
空気を読んでケースバイケースの格好で挑むようです。確かにクールビズ推奨企業の社員がスーツだったら、学生としてはスーツを選んでしまいそうですよね。
「クールビズOKだったとしても、背広を着ないとだらしなく見える。やっぱり背広にネクタイを着用することで気持ちもシャキッとして就活モードになるから、スーツで挑みたい」(男性/21歳)
暑さ対策よりも見た目のキッチリ感を大切にしているようです。確かに普段着なれないスーツを着ることで、気持ちも引き締まりそうですよね。
「ジャケットなしだと下着が透けそう。それにシャツのシワやワキ汗が目立つ気がするから、暑くてもジャケットは欠かせない」(女性/23歳)
シャツだけのスタイルはスーツより楽かと思いきや、いろいろと気を遣わないといけない点が多いようです。
「クールビズや軽装、オフィスカジュアルの定義は、就活スーツほどしっかり決まっていないため、個人の裁量に任されている感じがして面倒くさい。半袖シャツはありで、長袖シャツをめくるのはなしだとか……服装で減点されたくないし、面接に集中したいから、きっとスーツを選ぶと思う」(女性/22歳)
面接試験の目的は内定をもらうことにあって、服装はその手段。目的と手段をはき違えてしまわないためにも、服装で悩みすぎないようにしたいですね。
今回は、「クールビズでお越しください」と言われたときの服装について、就活生の意見をご紹介しました。多くの学生はクールビズに抵抗があるようですが、暑さは体力も気力も奪うものですので、無理のないよう、可能な範囲で服装を選びたいですよね。
(藤田佳奈美+プレスラボ)