【知ってた?】電球の口金サイズの「E」はエジソンのEだった

【知ってた?】電球の口金サイズの「E」はエジソンのEだった

2015/03/20

就活の悩み・疑問

【新・業界研究】身近なモノにまつわる秘話を公開!

ニッポンもの物語[電球編]

時計、ペットボトル、鉛筆、ガム、ノートパソコン……我々の日用品はすごかった! ちょっとためになって、就活にも役立つ? 当たり前のモノにひそむ物語をご紹介します。第2回は「電球」です!

■エジソンが使った「京都の竹」

エジソンが発明した当時、「世界から夜をなくした」と言われた「電球」。実はこれも人類の技術の結晶なんです。

まず、電球はなぜ光るのでしょう? 光ると熱くなることから「何かが燃焼しているのでは?」と思ってしまいますが、それはちがいます。電球の中には「フィラメント」という糸状の器具が入っていて、これが光るのですが、もしこのフィラメントを酸素と酸化させて燃やしているとしたら、あっという間に燃え尽きてしまうでしょう。

電球は、電気でフィラメントを2000度~3000度に熱することで光るんです。鉄を高温で溶かすと赤く光りますよね? あれと同じです。なので電球は、内部を真空にする、もしくは内部に不活性ガス(酸素などと反応しにくいガス)を詰めたりしています。

ちなみにエジソンは、電球の原理を発明したものの、電球がすぐに「切れてしまう」ことに悩みました。何を使っても、熱でフィラメントが徐々に蒸発してしまうんです。たとえばフィラメントに木綿を使ってみたところ40時間以上もったと言いますが、これでは使い物になりません。そこでエジソンは長持ちするフィラメントを作るため、世界中から動物の毛なども含む約6000種類もの物質を集めたと言います。そして、最終的には京都・石清水八幡宮の竹が時間とコストのバランスがいい、と特定しました。わざわざ京都の竹だったあたりは神秘的ですね。

また、ご自宅に昔ながらの電球があれば、ぜひ中を見てみて下さい。フィラメントが螺旋状になっています。これは、電球の中になるべく長いフィラメントを入れ、より明るくしよう、という訳でこうなっているんですよ。

次のページ電球の口金サイズの「E」はエジソンのE!

おすすめ記事

Intern sp bnr d2 03

人気記事ランキング

新着記事

ページトップへ