企業説明会で質問力を鍛えるための心得

企業説明会で質問力を鍛えるための心得

2015/03/19

企業研究

説明会

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就活生にとって欠かせないのが、企業説明会。希望する業界の様子や、会社それぞれの特徴を掴むために、ぜひ足を運びたいところ。しかし、最初こそ張り切って参加するものの、油断するとただ「行くだけ」という状況に陥りがちです。説明会をより上手に活用するためのポイントを人事コンサルタントの楠田祐先生にお伺いしました。

「せっかくの企業説明会。質問しないのは損です。質疑応答では積極的に人事担当者に質問するようにしましょう」

質問する就活生は、人事担当者の印象にも残ると楠田先生。とは言うものの、中々いい質問が思いつかなくて困っているという人も多いのですが......。

「若者に限らず、質問するのが苦手という人は多いですね。そこで何をするかというと企業説明会に行ったら、必ず他の人がした質問をメモするようにしてください。そして、別の企業説明会で同じ質問をしてみる。企業側の説明だけをメモするのではもったいない。せっかくあらゆる大学から人が集まっているんだから、優秀だと思う人からテクニックを盗めるだけ盗みましょう」

また、説明会が終わったあとにこっそり個別に質問しに行く人たちのグループにも合流すべしとのこと。

「説明が終わったらすぐに帰らないで、個人的に質問する人たちに混ざってください。彼らは公の場であえて質問せずに、個人的に聞くことで自分をアピールしています。もちろん、質問もあらかじめ考えているもの。そこで話されていることをメモしておくと、次の企業説明会だけでなく、面接のときにも役立ちますよ」

良い質問はメモして、自分のものに。企業説明会を単なる説明会ではなく、質問力を鍛える場として意識すると、モチベーションもきっと上がってくるはずですよ!

文●北条マサ子(清談社)

楠田祐さんプロフィール
中央大学大学院戦略経営研究科 客員教授(戦略的人材マネジメント研究所 代表)東証一部エレクトロニクス関連企業3社の社員を経験した後にベンチャー企業社長を10年経験。2009年より年間500社の人事部門を5年連続訪問。人事部門の役割と人事の人たちのキャリアについて研究。多数の企業で顧問も担う。主な著書は『内定力2016 ~就活生が知っておきたい企業の「採用基準」~』(マイナビ/2014年7月31日発売)1400円(税別)。

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