今の就活生は「バブル景気」なんて知らないかもしれませんが、バブル景気に沸いていた当時は、就活シーンもすごい状況だったとか……。そこで、バブル時代の就活を実際に体験した、また経験者から聞いたことがあるという人に、バブル時代のありえない就活事情を教えてもらいました。
・試験が受かれば、面接落ちはほぼない(男性/50歳以上/金融・証券)
・面接会場に入って当たり障りのない挨拶をすれば合格を言い渡される(女性/26歳/建設・土木)
とにかく企業が人材を欲していた時代。面接を受ければそのまま合格となることもあったようです。
・超一流企業の採用担当の人を教授の部屋へ案内しただけで、その後、教授が「あの人どうですか」と言われたらしい(男性/50歳以上/自由業)
・友達の面接について行ったら友達と一緒になぜか採用された(女性/31歳/不動産)
突然受けてもいない企業から合格通知が送られてきた……なんて噂もあります。
・拘束して他社へ行かないようにするために、研修名目で旅行へ連れて行かれる。海外もあった。何でもありの卒業旅行をしていた(男性/46歳/電力・ガス・石油)
・内定者を「研修のため取引先の見学をする」と称してタイ旅行に連れて行った。実際に取引先を見たし、観光に使う時間もそれほどはなかったが、それにしても内定者にタイ旅行なんて……(男性/45歳/クリエイティブ職)
あくまでも「研修」という名目ですが、他社と接触させないため、海外などに連れて行かれることもよくあったそうです。
・これでもかというくらい企業側から接待される(女性/32歳/金融・証券)
・毎晩銀座で接待を受けた(男性/47歳/建設・土木)
学生にごちそうを食べさせたり、飲みに連れて行ったり……。当時おいしい思いをした人も多いのではないでしょうか。