恋愛的就活論第8回 デートも面接も「相性を探る」作業に過ぎない

恋愛的就活論第8回 デートも面接も「相性を探る」作業に過ぎない

2015/03/20

就活の悩み・疑問

女子と面接官の「撒き餌」に気づけるかで、結果に雲泥の差が出る!

絵音 相性のよさを探る作業の中では、どれくらい相手のことが好きかという「好きアピール」も大事なんですよね。

仮に合コンで「俺、この子が気好きになっちゃった!」と宣言をしたなら、かなり高得点です。なぜって、ほかの女子と仲良くなる可能性を一切、放棄しちゃってますから。それくらい好きという意気込みが、その子にが伝わりますよね。

夏目 あと、企業のサインに気づくことも重要ですよね。女子ってたまに、要求を遠回しに言うことってないですか?

絵音 「撒き餌」ですね(笑)。好きな男子の前で「焼き肉好きなんだよなー」とか「ここ、行ってみたいんですよねー」とぼやいてみたりします。日本の文化には、女子から「つれてって!」と言いにくい何かがあるから、撒き餌をして待ってみて、それから釣り上げる必要があるんですよ(笑)。

夏目 それです。面接に行くと「あなたの趣味は何ですか?」などと様々な質問をされますが、それってすべて、面接官としては「こんな答えが聞けたらいいな」という狙いを持った「撒き餌」なんですよ。

たとえば食品の会社で「あなたの趣味は?」という質問をされたのであれば「クックパッドを見て料理して、次に自分なりに工夫をすることですね」といった答えを用意していく。もしくは「昔野球部だったため、草野球が趣味です。野球の経験って仕事に活きると思うんですよ」といったアピールを用意していく。ただ漠然と趣味だけを語るのか、それとも相手が何を聞きたいか考えて工夫してから返すのとでは、本当に雲泥の差が出ます。

ほら、合コンでも「撒き餌」に気づいてもらえないと寂しいじゃないですか。就活生も、面接官の「撒き餌」に気づいてあげてほしいんですよね。

本日の恋愛的就活論
■入社試験は「お互いの相性を探る作業」にほかならない
■相手が何を答えてほしくて聞いているのか「撒き餌」に気づこう

絵音/合コンシェルジュ、一般社団法人 日本合コン協会 会長(代表理事)、株式会社ビッグリボン 代表取締役。タレント時代に3年間で1000回の合コンを経て、2009年に株式会社ビッグリボンを設立し、「恋愛jp」「パピマミ」などのインターネットメディア事業を展開する。"合コンシェルジュ"としてメディア出演多数、著書に『「急に熱が出た」と言いだす女の本音』(主婦の友社)など。公式ブログ「ENON'S BAR」 http://ameblo.jp/enon0820/ 一般社団法人 日本合コン協会 http://gokon-jpn.org/


夏目幸明/1972年3月20日生まれ。早稲田大学卒業後、広告代理店・アサツーディ・ケィへ入社。退職後、経済ジャーナリストへ転身し、「マーケティング、マネジメント、技術が見えれば企業が見える」を旗印に様々な企業を取材。著書に、創業者13人の人生を描いた「掟破りの成功法則」(PHP研究所)、など。ほか、資格の学校TACや明治学院大学などで豊富なマネジメント・マーケティング経験を活かし就活講座を行う。facebook「脱力就活先生・夏目幸明」、就活イベントも開催。

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