恋愛的就活論第7回 合コンや就活で緊張しなくていい理由

恋愛的就活論第7回 合コンや就活で緊張しなくていい理由

2015/03/19

就活の悩み・疑問

夏目 そういえば先日、面白いことを言う社長がいました。アメリカの国防総省などにも納めているようなシュレッダーをつくっている会社なのですが、その入社試験では必ず、社長本人が「キミ、反抗期はあった?」「先生や親に刃向かったことある?」と聞くそうなんです。誰でも一度はあると思うんですけど、ここで「まったくなかった」と答えると落ちます。なぜなら「反抗期くらいないようだと社長に意見できるような人材には育たない。ましてや、社長を超える人材に成長するなんて絶対無理」だから。要するに、気を遣ったら落ちちゃう。自分をよく見せようとして相手に合わせようと考えるより、ちゃんと主張する方がいいんですよね。きっと恋愛も、会社勤めも、自分を曲げて無理をしてたら長続きはしないから……。

絵音 むしろ、面接でどれだけ偉い人が出てきても、緊張する必要はありません! 合コンという場であれば、立場はみな平等なので、どんなに偉い人でも女子に「キモい」と思われちゃえば、それまでです(笑)。就活でも、むやみにへりくだる必要もないかと。

夏目 その通りです。就活の面接というと学生が評価されているように思えますが、皆さんも面接の時の印象で企業を選ぶんじゃないですか? お互いを評価している、という点では平等なんです。しかも、どんな大企業の社長だって、必ずその座を後進に譲る時が来ます。若い人に活躍してもらわなければ、企業は成り立たない。皆さんにソッポを向かれたら会社が終わりなんです。ビジネスパーソンとしての立場は対等。そう思えば、もう緊張し、萎縮する意味なんかない。

絵音 ちょっと私が就活の話をしてもいいですか?

夏目 もちろん。

絵音 実は私も会社を経営しているから、採用面接をする時があるんです。そんな時、必ず「今まで何か失敗したことありますか?」と聞くようにしています。すると、「ない」って答える人が意外と多い。きっと面接だから、自分のマイナスポイントを見せまいと見栄を張るんですね。でも、人間誰しも一度くらいは失敗することだってあると思うので、それが言えないとなると、逆に信頼に欠けるというか……。

夏目 私よりいいこと言いますね(笑)。

<第8回に続く>

本日の恋愛的就活論
■相手によく思われたいという気持ちを捨ててみる
■偉い人にこそフレンドリーに!

絵音/合コンシェルジュ、一般社団法人 日本合コン協会 会長(代表理事)、株式会社ビッグリボン 代表取締役。タレント時代に3年間で1000回の合コンを経て、2009年に株式会社ビッグリボンを設立し、「恋愛jp」「パピマミ」などのインターネットメディア事業を展開する。"合コンシェルジュ"としてメディア出演多数、著書に『「急に熱が出た」と言いだす女の本音』(主婦の友社)など。公式ブログ「ENON'S BAR」 http://ameblo.jp/enon0820/ 一般社団法人 日本合コン協会 http://gokon-jpn.org/


夏目幸明/1972年3月20日生まれ。早稲田大学卒業後、広告代理店・アサツーディ・ケィへ入社。退職後、経済ジャーナリストへ転身し、「マーケティング、マネジメント、技術が見えれば企業が見える」を旗印に様々な企業を取材。著書に、創業者13人の人生を描いた「掟破りの成功法則」(PHP研究所)、など。ほか、資格の学校TACや明治学院大学などで豊富なマネジメント・マーケティング経験を活かし就活講座を行う。facebook「脱力就活先生・夏目幸明」、就活イベントも開催。

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