恋愛的就活論第5回 恋愛メールとエントリーシートの「意外なテク」

恋愛的就活論第5回 恋愛メールとエントリーシートの「意外なテク」

2015/03/17

就活の悩み・疑問

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「面白そう!」という「期待感」で勝負!

夏目 ESにすべてを書く必要はない。相手の興味を引くであろう言葉を散らしておくのです。

たとえば某大手広告代理店に入社した学生はESに「高校のラグビー部で、ケガか勝利か紙一重の大技『低空タックル』を学び、宿敵と対戦!」などと書いていました。話自体は、少し長い。

彼はラグビー部時代、地域最強の高校に100点差くらいで大敗したそうです。彼らは悔しがり、自分の学校が強かった時代の先輩を訪ね「練習法を教えてください」と頼んだ。断られても「練習メニューだけでもください!」と粘って、教えてもらった練習メニューをこなしてみんなで筋骨隆々になってまた頼みに行き、やっと正式な練習方法を教えてもらえたというストーリー。その先輩から聞いた大技が、成功すれば相手を倒せる、でも失敗したら自分がケガをする『低空タックル』。そして、1年後に巡ってきた再戦の時に彼は……という話です。

絵音 たしかに、ちょっと長いですね。

夏目 だからESの段階では「高校のラグビー部では、先輩に土下座する勢いで教わった『低空タックル』で強豪校と対戦!」くらいでいいんです。そして、実際に面接で会った時に詳しく話せばいい。

絵音 たしかに、メールも同じかもしれません。短い言葉で伝えるのが大切ですよね。

夏目 ESにもメールにも「この人と話してみたい!」「面白そう!」という「期待感」があればいいと思うんです。私の友人は、合コンで出会った女性を後日デートに誘う時、まずは相手が好きな食事を聞き出して「すっごくおいしいから一緒に行こう。実は僕、ここの料理を月に1度は食べないと死ぬ病気にかかってるんだよね」とか「おなか空かせてきてね。むしろ餓死寸前できて!」などと多くは語らず期待感を持たせるメールを送るそうです。これなら、行きたくなりますよね。

絵音 ちょっと激し過ぎるけど面白い!

夏目 就活も同じで、ESですべてを説明しようとする必要はないんですよ。

<第6回に続く>

本日の恋愛的就活論
■メールもESも「クイックレスポンス」が鉄則
■ESは「この人に会いたい!」と思わせるものを

絵音/合コンシェルジュ、一般社団法人 日本合コン協会 会長(代表理事)、株式会社ビッグリボン 代表取締役。タレント時代に3年間で1000回の合コンを経て、2009年に株式会社ビッグリボンを設立し、「恋愛jp」「パピマミ」などのインターネットメディア事業を展開する。"合コンシェルジュ"としてメディア出演多数、著書に『「急に熱が出た」と言いだす女の本音』(主婦の友社)など。公式ブログ「ENON'S BAR」 http://ameblo.jp/enon0820/ 一般社団法人 日本合コン協会 http://gokon-jpn.org/


▼選考通過した先輩のESが見られる!


夏目幸明/1972年3月20日生まれ。早稲田大学卒業後、広告代理店・アサツーディ・ケィへ入社。退職後、経済ジャーナリストへ転身し、「マーケティング、マネジメント、技術が見えれば企業が見える」を旗印に様々な企業を取材。著書に、創業者13人の人生を描いた「掟破りの成功法則」(PHP研究所)、など。ほか、資格の学校TACや明治学院大学などで豊富なマネジメント・マーケティング経験を活かし就活講座を行う。facebook「脱力就活先生・夏目幸明」、就活イベントも開催。

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