丸顔さんは幼く、面長さんはどちらかというと老けて見え、エラ張りの四角い輪郭さんは神経質そうに見えるなど……。顔の形によって一般的に受ける印象というのがあります。またこういったことは他人が思うよりも、自分自身の中でのコンプレックスが強かったりするもの。しかし、そういったネガティブな気持ちが、面接時の自信なさそうな態度につながってしまうのは絶対に避けたい! そこで顔の形のコンプレックスを解消してくれるメイクの仕上げ術を雑誌や広告など幅広く活躍するヘアメイクアップアーティスト江頭亮子さんが伝授してくれました!
メイクの仕上げに入れるチークとハイライト。幅や位置など目の錯覚を利用した入れ方をすることで、それぞれの顔の形の足りない要素が補整されます。以下に、それぞれの入れ方をご紹介します。
ふっくらとかわいらしい印象の丸顔さんは、年齢より幼かったり気が弱そうに見られてしまうのがマイナスポイント。面接時では、仕事に就く身としてしっかりした印象を与えたいものです。
【チーク】顔の形をシャープに見せるためまん丸ではなく、斜めの楕円形をイメージして入れましょう。黒目の中心よりややサイド(耳側)を起点に、頬骨に沿って外側斜めに丸く入れます。
【ハイライト】おでこから鼻の先まですっと入れます。目の下とチークの間に入れるハイライトは目の幅くらいにし、横長にならないよう注意を。こうすることで、顔の逆三角形のラインを強調でき、シャープさが加わります。
しっかりさんに見られやすいですが、少し老けてみられることも。もう少し若々しくエネルギッシュさを演出したいところ。
【チーク】横幅を足すために、横長に入れましょう。入れる起点は黒目の中心よりややサイドです。
【ハイライト】目の下とチークの間に入れるハイライトもチークと同様横長に入れましょう。鼻筋のハイライトはおでこから鼻筋の真ん中くらいで止めて縦長を強調しないように。
少し神経質に見られることもあるようです。柔らかい雰囲気を足しましょう。
【チーク】正面から見える頬、黒目の真下あたりに丸く入れます。かわいらしい印象になります。
【ハイライト】鼻筋のハイライトはおでこから鼻先まで長めに入れます。目の下とチークの間に入れるハイライトは目の幅くらいに入れます。こうすることで逆三角形のラインが強調され、エラの印象が薄くなります。
自分の顔の気になるラインとは逆のラインを、ハイライト&チークで強調し、コンプレックスをカバーするというのが基本的な考え方です。 ぜひマスターして、自分のコンプレックスを魅力に変えて、就活に臨んでくださいね!
文・吉田奈央
【プロフィール】
江頭亮子さん
SASHU、バンタン等のヘアメイクスクールを卒業後、ケサランパサランにて店頭美容アドバイザー並びに社内教育トレーナーを歴任する。ピーズアップ誌等のマガジン、ユナイテッドアローズやアルビオン等のカタログや広告の撮影、ブライダルメイク、そして講師業も手がける。また、パリコレクション DIORショー への参加など、多岐に渡り活躍中。