メイクツールの名脇役に「綿棒」があることをみなさんは知っていますか?100円ショップやドラッグストアでも販売していて、よく目にするけれど、実はメイクに綿棒を使うとグッとナチュラルに、美しく仕上がるのです。どこに、どんな風に使えばいいの? 雑誌や広告など幅広く活躍中のヘアメイクアップアーティスト江頭亮子さんがそのテクニックを教えてくれました!
まず、綿棒の先をつぶして細くします。こうすることで細かい部分にも使いやすくなります。これが事前準備(はじめから先が細くなったタイプの綿棒も販売されています)。
この綿棒をペンシルで描いたアイラインの目尻部分にシュッとなぞり、細く仕上げます。綿棒を使わずアイラインを太いままにすると、いかにも「メイクしました!」というような不自然でメイク下手な印象になってしまうこともありますよ。
また、はみ出してしまったリップラインの修正にも使えますので便利です。
アイシャドウのぼかしにも欠かせません。アイシャドウは、最初にのせたところが濃くなっていたり、のせていないところとの色のコントラストが強くなっている場合があるので、こういった不自然さを綿棒を使ってなじませることで、自然できれいな仕上がりにすることができます。アイシャドウには、つぶしてない綿棒や先がふわっと大きい綿棒を使うのがいいでしょう。
特に目周りのメイクは、まばたきや、目の動きによってよく人の目についたりするものです。細部にまで手入れが行き届いていると、周囲や面接官にも清潔感のある印象を与えることができるはずです。
メイクの仕上がりに差がつく綿棒テク。持っていないという人も安価で100本、200本単位で販売されていることが多いので、まずは実践してみましょう。しっかりメイクしていながらもナチュラルに見せる、これが就活メイクでは重要です。
文●吉田奈央
江頭亮子さんプロフィール
SASHU、バンタン等のヘアメイクスクールを卒業後、ケサランパサランにて店頭美容アドバイザー並びに社内教育トレーナーを歴任する。ピーズアップ誌等のマガジン、ユナイテッドアローズやアルビオン等のカタログや広告の撮影、ブライダルメイク、そして講師業も手がける。また、パリコレクション DIORショー への参加など、多岐に渡り活躍中。