高校時代からボランティアを行う学生団体に所属し、大学入学後にかけもちで茶道部にも籍を置いた。作り手の思いが可視化され受け手に届く、日本文化の奥深さにすっかり魅了された。そしていつしか、日本文化を世界に発信する役割を担うことが夢になっていったという。
「日本文化の底上げは、自分のミッションだと思っています。でも社会人と話したり、就活をしたりする中で気づいたのは、それを実現するためには今の自分では力不足だということ。だからまずはこれから働く会社で、ビジネスの基本や事業の仕組みづくりを学んでいきたいと思います」
北村さんが入社する会社は、決して大きくはない転職支援企業。なんと北村さんを含めた今年の内定者が、同社で初の新卒採用だという。
「だからこそ、求められるレベルは高いはず。身が引き締まります。公用語が英語と聞いているので......まずはその勉強を卒業までに間に合わせようと思います(笑)」