「なんでそんなことするの！」と言われても、怒っている相手にはうまく答えられません。怒られるのが得意という人は、おそらくいないのではないでしょうか。この苦痛な時間をどうやったら早く終わらせられるの？ そこで、上司や恋人など、怒っている相手をなだめる方法を社会人のみなさんに聞いてみました。

■早く終わらないかなー

・「反論しないで話を聞く。ただ怒りたいだけであることが多いから」（男性／39歳／情報・IT）

・「相手が言いたいことを全て言い切るまで話を遮ったり言い返さない。反論せずただ受け入れる（フリ）をする。反論したところで余計怒らせるだけだから」（男性／23歳／警備・メンテナンス）

ひとまず我慢して、全部吐き出してもらいましょう。

■謝るから許して！

・「自分に非がなくてもとにかく謝る。こっちが下手に出てればとりあえず落ち着いてくれるので」（男性／42歳／自動車関連）

・「神妙な顔で反省しているのを全面に出して謝罪する。反省が伝われば相手も少しは怒りがおさまると思うから」（女性／30歳／金融・証券）

素直に謝られたら、理解してもらえたんだと思って相手の気持ちもおさまるかも。

■ひたすら待つのみ!?

・「放置しておくこと。何を言っても怒られるだけなので、放置しているほうがいい」（女性／31歳／その他）

・「怒りたいだけ怒らせておく。怒りがおさまるまで待つほかないから」（男性／50歳／その他）

焦ってもどうにかなるもんじゃない。相手が冷静になるまで待ちましょう。

■もう同じ間違いがないように

・「謝ってこの先同じ失敗がないようにどうするかの話をする」（男性／32歳／小売店）

・「改善策を提示しつつ気をつけるなど言って謝る。ただ謝るだけでなく、今後どのようにしていくのか言うほうが誠意がある」（女性／22歳／情報・IT）

もうこれが最後、と思えれば相手も許せる気持ちになるかも。

■まずは召し上がれ

・「甘いものとあたたかい飲み物を出して少し落ち着いてもらう。ストレスを抑えるため」（女性／32歳／医療・福祉）

・「スイーツを買っていく。甘いものは怒りを鎮めるから」（男性／50歳／その他）

お腹が空いていると、余計にイライラすることってありますよね。

■そんなことよりも……

・「さりげなくおもしろいことを言って、笑いに持っていく。話題がそらせるし、和やかな雰囲気にできるので」（女性／24歳／学校・教育関連）

・「野球やゲームの事など、その人が興味がありそうな軽い話をする。趣味の話であれば、さほど深く考えず気軽に会話できるから」（男性／43歳／機械・精密機器）

楽しいことを思い出したら、怒りなんてどこかに吹っ飛んでしまうはず！

■相手のテンポを崩して

・「話をするときにペースを落として話す。落ち着けるから」（男性／31歳／電機）

お互いが感情的になってしまうとヒートアップしちゃう。できるだけこっちのペースに巻き込んで！

■意表をついてみよう

・「いつも怒ってくれてありがとうと感謝の意を述べてみる。感謝は、相手の感情を緩和する力がある」（男性／28歳／情報・IT）

本当は怒りたいわけじゃないんだよ、という相手の本音に訴えかけるとは。技ありです！

■時間差攻撃！

・「ひとまず時間をおいてから謝る。怒ったままだと冷静に判断できなくていつも喧嘩が長引くだけだから。時間をおいたほうがお互い冷静になれて反省できる」（女性／23歳／金属・鉄鋼・化学）

落ち着いたころに謝罪すれば、ちょっと言い過ぎたかな、と相手も反省してくれるかも。

■言葉じゃなくて態度で

・「恋人だったらうしろからぎゅっとしていいこいいこする。なにもいわないほうがいいから」（女性／31歳／情報・IT）

「あすなろ抱き」に胸キュンしない女子はいない！ って、若い人は知らない!?

もういい年した大人なのに、人から怒られるのなんてイヤですよね。普通に言ってくれたらいいのに、感情的になるのは相手に問題があるのか、それともこっちがそれほど悪いのか……。でも考えてみれば、怒ってもらえるというのはありがたいものかもしれません。だって、まるで期待していない相手には、怒りの感情はわきませんものね。

文・OFFICE-SANGA 相羽亜季実

調査時期：2015年6月

アンケート：フレッシャーズ調べ

集計対象数：社会人441人（インターネットログイン式アンケート）