「お疲れ様です」は目上の人にも使える便利表現!使い方と言い換え言葉を紹介
仕事のときに使う挨拶言葉の1つに「お疲れ様です」があります。業界によって頻出する挨拶言葉は違いますが、大抵の業界で使える便利な言葉です。
上下関係や時間帯問わず使えるため、ついつい使ってしまう「お疲れ様です」ですが、こればかり使っているのもなんだか味気ない感じがしますよね。
今回は「お疲れ様です」の使い方と言い換え表現について紹介します。
「お疲れ様です」は目上の人にも使える便利な言葉
「お疲れ様です」は、「おはようございます」「お先に失礼します」と同じくらい頻繁に使われる挨拶言葉です。基本的には、相手の苦労を労う言葉として使われます。
アルバイト先の上司や先輩などの目上の人にも使えますし、同僚や後輩相手にも使えます。
時間帯を選ばずに使えるので、出勤した際に「お疲れ様です!」と元気よく挨拶しながら入室する人も多いですね。
「お疲れ様です」は就職してからも頻繁に使う
大学内でもアルバイト先でも頻繁に使う「お疲れ様です」ですが、就職してからも挨拶言葉として使います。
対面の状態で口頭で使うことも多いですし、メールの文頭や電話の挨拶として使われることも多いのです。
「お疲れ様です」をメールで使う例文
職場の先輩相手に
ーー
お疲れ様です。
〇〇です。
先日は、プレゼン資料のレビューありがとうございました。ご指摘いただいた点を考慮し、修正したのですが、プレゼンの練習にお付き合いいただけないでしょうか。
〜〜
ーー
のようなメールを送るとき、冒頭に記載します。
「お疲れ様です」を電話で使う場合の例文
電話の場合は、受ける場合もかける場合も冒頭で使います。
かける場合はこのようなイメージです。
ーー
お疲れ様です! 〇〇です!
先日の件でご相談したいことがありまして、お電話いたしました。今、お時間よろしいでしょうか。
ーー
受ける場合はこのようなやり取りが想定されます。
ーー
相手:お疲れ様です。▽▲です。〇〇さんは席にいますか?
受け手:お疲れ様です!〇〇ですね…。代わりますので少々お待ちください!
ーー
「お疲れ様です」を目上の人に言う場合の使い方
上司や先輩に対して「お疲れ様です」を使う場合は
- ・お疲れ様でした
- ・お疲れ様でございました
の2パターンを使い分けましょう。
「お疲れ様」で止めてしまうのは、失礼にあたります。
また、「お疲れ様でございました」は少し大袈裟な感じがします。年齢や職位が近い先輩に使うよりも、社長や部長クラスの職位の方相手に使った方がいいでしょう。
職位が近い相手に使うとあまりにも丁寧すぎる表現に不快感を感じる人もいる可能性があります。
「お疲れ様です」の言い換え言葉を紹介
挨拶として汎用性の高い「お疲れ様です」ですが、こればかり使うのは少し気が引けるもの。言い換え表現も合わせて覚えておくと、挨拶のバリエーションが増えます。
「お疲れ様です」に代わる言葉や「お疲れ様です」以外の挨拶について紹介します。
社内の人相手の「お疲れ様です」の言い換え言葉
社内の人相手の「お疲れ様です」の言い換え言葉としてはこのようなものがあります。
- ・おはようございます
- ・すみません
- ・ありがとうございます
- ・よろしくお願いします
出勤時の挨拶代わりに使うなら「おはようございます」が便利です。年配の方には「朝以外で使われると違和感がある」という人もいます。しかし、比較的若い人には違和感を感じない人も多く、特にシフト制で働いている場合は昼夜問わず使える便利な言葉です。
「すみません」「ありがとうございます」「よろしくお願いします」は、状況に応じて使い分けたい言い換え言葉ですね。
「お疲れ様です」と言いたくなったら「言い換えられないだろうか」と考えてから、言葉を発するようにするといいでしょう。
上司相手の「お疲れ様です」の言い換え言葉
上司に対しての言い換え言葉も、状況に応じて変えるといいでしょう。
- ・出先から戻ってきた上司に対しては「お帰りなさいませ」
- ・出先から直帰するなど、上司よりも先に帰宅することがわかっている場合は「お先に失礼します」
目上から目下へ使う「お疲れ様です」は「ご苦労様」「ご苦労様です(でした)」
もし、あなたが先輩や上司の立場で、社内の後輩に「お疲れ様です」を使うときは
- ・ご苦労様
- ・ご苦労様です
が言い換え言葉になります。
ただ、わざわざ言い換える必要はないので、そのまま「お疲れ様です」「お疲れ」と言ってしまっても問題ありません。
社外の人に「お疲れ様です」は失礼!言い換え言葉を使おう
社外の人に対して「お疲れ様です」を使うのは、失礼にあたるとされています。社外の人の苦労を労う場合は、
- ・「本日はありがとうございました」
- ・「お世話になりました」
が便利です。
また、メールの文頭などで使える言い換え言葉には
- ・「初めまして」
- ・「よろしくお願いします」
- ・「お世話になります」
があります。
これらもケースバイケースで使い分けましょう。
「お疲れ様です」をメールで使いたいときの言い換え言葉
これまでの言い換え言葉は、「お疲れ様です」を対面や電話で使う場合のものでした。メールで「お疲れ様です」を使いたいときの言い換え言葉も紹介します。
社内・社外メールで使える「お疲れ様です」の言い換え言葉とは
社内宛でも社外宛のメールでも使える「お疲れ様です」の言い換え言葉には、
- ・お世話になっております
- ・先日はありがとうございました
- ・本件ではよろしくお願いいたします
- ・ご無沙汰しておりました(お元気でしょうか)
があります。
特によく使うのは、「お世話になっております」です。
「お世話になっております」は社内外で使える便利な言葉なので、「お疲れ様です」以上に使っているという人も多いですね。
親しい仲限定!「お疲れ様です」の面白い言い換え表現
職場の同僚や大学サークルの仲間など、タメ口で話しても差し支えない親しい仲の人に対しては、少し変わった「お疲れ様です」を使ってみたくなりますよね。
そんなときに使える「お疲れ様です」の面白い言い換え表現にはこのようなものがあります。
- ・お疲れっす〜
- ・お疲れ〜
- ・お・つ・か・れ!
- ・生きてる?(生きてた?)
- ・元気?(元気だった?)
- ・オハヨー
- ・まいどー!
その他にも「今日天気〇〇だねー」のように天気について触れて話すきっかけにするという人もいます。
そのまま「お疲れー」と言ってしまった方がいい気もしますが、使ってみてください。
「お疲れ様です」は汎用性の高い挨拶!使う相手には気をつけて
普段から何気なく使っている言葉でも、「お疲れ様です!」の代わりになりそうな言葉がたくさんあります。
一度意識して別の言葉を使ってみてはいかがでしょう。