将棋はもともと4人プレーだった? 世界の面白い将棋とその歴史をまとめてみた!

学生の窓口編集部
2015/06/10
学生トレンド
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最近は、子どもたちに「将来何になりたい?」と聞くと「将棋の棋士」がけっこう上位に入ってくるそうです。これは羽生さんはじめ、多くの棋士の皆さんがかっこよく見えるからでしょうね。この将棋ですが、昔の将棋は現在のものとはかなり違っていたのです。

■将棋の起源はインドにあり!

そもそも「将棋」というボードゲームはどこで生まれたのでしょうか。諸説ありますが、現在最も有力なのは、紀元前4世紀ごろにインドで生まれたとされる「チャトランガ」というゲームが原型になったのではないか、という説です。

このチャトランガには、2人プレーと4人プレーがあり、このどちらが先に成立したかは議論の的です。現在では2人プレー版が先にあったのでは、という説が有力視されています。ちなみにチャトランガは現在でもインドで生き残っています。

このチャトランガが各地に伝えられ、西に進んで「チェス」になり、東に進んで「将棋」になったと考えられているのです。

■日本の将棋盤は大きかった!

日本には奈良時代に中国から将棋が伝わったとされています。面白いのは、タイの将棋と日本の将棋で駒の名前などに似た部分があり、そのためインドから東南アジアに伝わり、それが中国経由で日本に入ってきたのではないか、という説があります。

しかし、日本で昔プレーされていた将棋は現在の将棋(本将棋)とはずいぶん違っています。現在の将棋では、9×9マスで駒の数は40枚ですね。しかし、

大将棋:15×15マス/駒の数 130枚

中将棋:12×12マス/駒の数 92枚

小将棋:9×9マス/駒の数 42枚

などの種類がありました。この三種以外にも、

大大将棋:17×17マス/駒の数 192枚

摩訶大大将棋:19×19マス/駒の数 192枚

など、さらに大きな盤面で戦うものもありました。大大将棋では駒の種類が64種、摩訶大大将棋では50種もあります。それぞれの動きを覚えるだけでも大変ですね。

現在の将棋は、上記のうち「小将棋」を基に改良され、室町時代中期に成立したと考えられています。小将棋には「象」(醉象:初期配置では王将の前に置きます)という駒があるのですが、これは現在ではなくなっていますね。

また、現在の将棋の大きな特徴として、「相手の駒を取ったら自分の駒として使える」というルールがありますが、これは日本独自で改良したものです。現在でも、世界の他の将棋では見られません。

■世界の将棋いろいろ

インドから東に伝わって各国の「将棋」になったものを見てみましょう。

●中国「シャンチー」

「中国象棋」と呼ばれて中国では人気のあるボードゲームです。縦9本、横10本の線が引かれた盤を使用します。この縦横線の交点に駒を置きます。日本の将棋では線で区切られたマスの中に駒を置きますので、この点が大きく異なっています。駒の数は32枚です。「シャンチー」は、駒の表記こそ違いますが中国のお隣のベトナムでも盛んにプレーされています。

●韓国・北朝鮮「チャンギ」

中国の「シャンチー」と同じく、縦9本、横10本の線が引かれた盤を使い、この縦線横線の交点に駒を置きます。駒の数は32枚。先手を「漢方」、後手を「楚方」と呼びます。中国の「漢楚の戦い」がモチーフになっていると考えられます。

●タイ「マークルック」

インドの「チャトランガ」の原型を色濃く残していると考えられています。8×8マスの盤、32枚の駒を用いてプレーします。日本の将棋と同じく、マスの中に駒を置きます。

他にも、モンゴルには「シャタル」という将棋があります。8×8マス、32枚の駒を用いてプレーします。昔はモンゴル独自のルールでプレーされていたようですが、現在は駒の動きもチェスと同じように、また盤もチェスと同じ市松模様になっています。

(高橋モータース@dcp)

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