卒論の書き方とコツ コピペを使わず短期間で完成度の高い卒業論文を作成しよう!

学生の窓口編集部
2018/01/25
授業・ゼミ
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卒論の書き方とコツ

大学生になり年次があがってくると気になるのが「卒論」ですよね。できるだけ短期間で完成したい。しかし、もちろんコピペはNGです。それでは、いったいどんな風に書けばいいのでしょうか? 今回は、短期間で卒論を完成させるための書き方のコツをご紹介します。

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◆卒論は大学生活の集大成!

大学で学んだ集大成として卒業論文があります。とはいえ、卒論を1本仕上げるというのはけっこう骨の折れることですし、計画性がないとなかなか実行できないことでもあるので、なんとか卒業できればそれでいいとぎりぎりのラインで提出してしまう人も多いかもしれません。ですが、この卒論、人によっては後々いろんなところで必要になってくることがあります。例えば、いますぐではないにしろ、大学院に進学することがあるかもしれません。また、卒論での研究テーマが後々の就職先が左右される人もいるようです。そんなときに、いい加減に書いた論文では後悔してしまうこともあるかもしれませんね。卒業論文はひとつの節目となる大きな成果です。文献のコピペに頼らず、準備を万端にして今できる最善のものを出したいものですね。

■卒論の書き方のコツ1 研究テーマの選び方

それでは、どうすれば満足のいく卒論を書けるでしょうか?

まずは、よい研究テーマを選ばなくてはなりません。研究の意義とは、一歩でもその分野における発展のために新しい見解を見つけることにあります。なぜなら、新しい見解がなければその分野には発展がないからです。そして、卒論といえども研究のひとつという観点から見れば、研究テーマには、過去に誰もやったことがないテーマを扱わなくてはなりません。その中でもよい研究テーマというのは、今注目されている話題を押さえているものであるということです。

例えば、今、蚕の研究をするよりヒアリの研究をする方が研究価値は高いですよね。蚕は養蚕時代には大事な研究ではありましたが、今はその研究成果を何かに利用することは難しくなっています。一方で、ヒアリの研究は新しく、謎を解明することで多くの命が助かる可能性がありますね。研究を価値が有る無しではかることに賛否両論はありますが、現時点は科研費(国の助成金)なども研究として価値が高いものに出るという立ち位置にあるので、ここはイマドキにこだわっておくほうがいいでしょう。

また、イマドキは若いみなさんにとっては穴場でもあります。教授陣は長年研究をしてきているので古いものはよく知っています。大学生がちょっとくらい学んで身につけた知識を披露したところで、すぐ論破されてしまうでしょう。

しかし、新しいものは歴史がまだあまりないので、知識量としては大学生のみなさんとそう変わりないものです。その上、新しいものを使いこなす能力はやはり若い大学生のみなさんのほうが上手です。そういう意味でも、イマドキのテーマはおいしいと言えますね。新しい研究は経済を動かす可能性があるものなので、就職活動の時にプラス評価となることもあるほどです。あとは、指導教官の研究分野、就職先の方向性、自分の興味など加味してバランスよく決めていくといいでしょう。

■卒論の書き方のコツ2 卒論のテーマは大きすぎない限定的なテーマを設定しよう

テーマ選びは大きすぎるテーマを追わず、小さな限定したテーマの中で選んでいくのがおすすめです。大学生が卒業論文を書く場合には、長すぎず短すぎずというバランスが大事になってきます。短すぎる論文はそもそも指定枚数を超えません。また、短すぎるものはたいてい内容も薄くなってしまうものです。

だからといって、がんばって長いものを書くとどんどんと構想が膨らみ、今度はいらぬ方向にまで話が伸びていって終わりを迎えられなくなってしまうという事態にもなりかねません。そこで、大学生が卒論の書き方で意識したいのは、大きなテーマではなく限定したテーマだと意識しておきましょう。

例えば、若者のイマドキファッションの研究をするとすれば、ファッション分類、年代別による差異、男女別による分類、それぞれのファッションの背景、国や地域など。たくさんのファクターが見つかりそうですが、それを全部やっていると時間が足りなくなってしまいます。そこで、ファッションの中でも、女性、大学生に限定して、女子大学生のファッション研究など小さなテーマに限定していきます。すると、より方向性のわかりやすい、終わりが想像のつきやすいテーマになるのではないでしょうか。このように、ある程度テーマ選びは限定させていくことが必要です。

また、その際、自分が研究しやすいものを選んでいくことも卒論を成功させるためのポイントです。例えば、著者が女子大学生ならば、女子大学生のファッションは日頃から興味があるでしょうし、データも集めやすいと思いますが、留学経験もなく、外国人の知り合いもいないのに、外国の女子大学生のファッションをテーマに研究することは難しいと思います。ですが、もし外国の女子大学生のファッションに興味があり、そのような雑誌を毎月見ていて傾向をよく知っている、というのならこのテーマは成功しそうですよね。このように、テーマ選びには、ある程度自分の持っている資源の中でアタリをつけておくことも大切です。

卒論はいつから書き始めるべき?

■卒論の書き方のコツ3 卒業論文はいつ頃から書き始めるべき?

テーマが大まかにでも決まれば、さっそく研究をスタートさせましょう。できれば4年生になったらすぐにでも始めておくほうがいいでしょう。時間的に余裕があれば、途中で方向転換が必要になったときも対応できます。

卒業論文を成功させるカギのひとつに指導教官の存在があります。実際の論文審査の場合には、主査の指導教官のほかに副査の別の先生が学生の卒論を評価しますが、その際、味方になってくれるのが主査の指導教官です。そのため、常に指導教官とは意思疎通をはかっておく必要がありますね。ですが、大学によっては、指導教官人に卒業論文を書く学生を30人受け持つというところもあります。30人もいればなかなか細やかな指導はできませんし、誰が何を書くのかというところまで指導教官が把握できていない場合もあるでしょう。

また、卒業論文の追い込みの時期は、大学の先生にとっても忙しい時期でもあります。ちょうど入試が重なったり、授業のレポートや試験が重なったりと、指導教官がなかなか時間を取れなくなる可能性もあります。卒業論文を書くほかの学生も、この時期に指導教官とコンタクトを取りたい人が多くなるので、さらに時間が取れないということになるでしょう。

そこで、卒論を書くなら、なるべく早めのスタートを切ることをおすすめします。早い時期ならば、きっと指導教官も丁寧に指導してくれると思いますよ。

◆大学生活を締めくくる卒業論文、いつから書き始める?


卒論の書き方を知った後は、「いつから書き始めるべきか」について知っておきましょう。時間がない中で焦って書くと、納得いく卒論を書くのは難しくなってしまいます。そこで、大学生4年生・修士2年生のみなさんに、卒論・宗論はいつから書き始めたか聞いてみました。

卒論・修論は夏休みから手をつける予定ですか?

はい 87人(63.5%)
いいえ 50人(36.5%)

●夏休みにやらないと終わらない


・締切が早いから(女性/24歳/大学院生)
・夏休みは時間があるから(女性/22歳/大学4年生)
・提出が10月ぐらいと意外と早いので今から真面目といた方がいいと思う(男性/24歳/大学4年生)

●余裕をもってやりたい

・修士論文は卒論三つ分くらいの中身が必要だから早めに準備する(女性/24歳/大学院生)
・時間がある時に進めたいから(女性/22歳/大学4年生)
・早めの方がいいから(男性/23歳/大学院生)
・期限ギリギリになって仕上がるものではないと思うから(女性/21歳/大学4年生)

大学4年生・修士2年生のみなさんは半数以上が夏休みのうちに卒論を書き始めるみたいですね。たしかに、卒論に一番時間をかけられるのは夏休みの間なのかもしれませんね。

スムーズな卒論の書き方、最初のステップは?

■卒論の書き方のコツ4 焦ったときにはやれるところからやりましょう

卒論の書き方の最初のステップは?

早く卒論を書くスタートを切りたいと思っていても、実際に書き始めるとなると何をしていいのかわからないということもあるでしょう。気持ちだけが焦ってしまい、パソコンの前に座ったものの何も書けない時間だけが経過するということはよくあります。いきなり書こうと思うのは難しいので、まずは先行研究を整理すること。また、目次を作ったり、参考文献を見つけたりすることに注力しましょう。

先行研究とは、論文を書く上で、先人たちはこの分野でどんな研究をしてきたのか、そしてどんな成果を出してきたのかということを明らかにする作業です。その上で、その分野において、何が足りなくて、自分がそのどの部分を埋めようと思っているのかということをはっきりさせることが大切です。

例えば、若者のファッションについて研究しているある文献は、高校生の私服についての研究をしていても、高校生の制服については研究していないかもしれません。そして、ほかに高校生の制服について研究している文献がなければ、このテーマは新しいものとしてチャレンジしていい研究だと言えます。

また、高校生の制服について研究している文献があったとしても、それが例えば、高校生の制服のブランドについての研究で、改造制服についてではなかった場合、改造制服についての研究は新しいものとしてチャレンジしていい研究だと言えます。

というわけで、その分野のどんな研究がまだなされていないのかということは、先行研究を洗ってみるまではわかりません。そのため、丁寧に先行研究を整理していく作業は、自分の研究テーマをより明確にしていくことが重要です。先行研究は、誰々はこういう研究をしてああいう成果を出したけれど、こういう研究はしていないので、私がこの研究をしますと宣言する場所と思えばいいでしょう。

次に目次ですが、目次は長い論文を書いていく上で方向がぶれないようにするための道しるべのようなもの。目次がきれいに整えば、あとはその道標を見ながら書いていけばいいので簡単です。また、推敲する際も目次レベルでは簡単に置き換えることができるので、まずは目次レベルでしっかりとしたものを作っておきましょう。

目次を作りつつ、資料にアタリをつけるという作業も同時に行っていきましょう。資料がなければ、いくらそれがいい研究テーマであっても成功する可能性は薄くなります。そこで、資料などを図書館でチェックしながら、それに合わせて研究テーマの目次も微調整していくといいですね。

卒論の参考文献、引用の書き方

■卒論の書き方のコツ5 参考文献、引用の書き方

最後に参考文献ですが、論文を作成するにあたって、必ず参考文献が必要になってきます。そして、参考文献として、卒業論文の最後に参考にした書物や資料を列挙する必要があります。参考文献は論文を書いていくうちに増えていくものですが、意外と形式を整えて列挙するという作業に手間がかかります。また、参考にした文献が後になって何かわからなくなるということがあったり、どこから引用したのかということが分からなくなったりすることもあるので、参考文献と同時に引用できそうな箇所もきちんと抜き出しておくといいでしょう。

引用は、自分が書いた論が正しいというための根拠であったり、証拠であったりするものです。論文を書く際には効果的に引用を使っていくことで、自分の論を説得力のあるものに高めることができます。

すべての論文に引用が必要というわけではありませんが、引用できそうな箇所は書きとどめておいて、出典なども整理しておくと、あとあと使いたいときにスムーズに使えるので便利です。その際、文献のタイトルや著者、出版年はもちろんですが、ページ番号も忘れずに控えておきましょう。文献のタイトルや著者、出版年はあとあとネット上で調べることができますが、引用箇所のページ数はなかなか調べられないのが実情です。早い段階から参考文献や引用を整理しておくと、あとあとスムーズに論文執筆が進められます。

◆さいごに

大学生のみなさんのために卒論の書き方をご紹介しましたがいかがでしたか? 中にはコピペチェックツールを導入しているところもありますし、大学の教授の目にかかればコピペはすぐにわかってしまいます。たとえ参考にしたとしても、それを自分の言葉で分析することが重要です。一生懸命書いた卒論であれば、教授も認めてくれるはず自分の考え、自分の言葉で書いた卒論を書き上げるようにしましょう。

卒論は長い論文ではありますが、たとえるなら、レポートの延長線上、夏休みの自由研究の延長線上のようなものです。ですが、書く分量が多いということは、レポートや自由研究のように焦って一夜漬けで仕上げられるというものでもありません。ローマは一日にして成らずといわれるように、地道な積み重ねを怠らないよう頑張っていきましょう。

執筆:如月柊

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