疑問を解消!法政・市ヶ谷キャンパス中央広場で鳴る鐘の曲目は?

学生の窓口編集部

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外濠キャンパスと55、58年館の間にある中央広場。校舎間の移動には必ず通り、学部掲示板もあるので、市ヶ谷キャンパスに通う学生ならば誰もが利用する場所です。そんな、市ヶ谷のランドマークのような場所に、ちょっと首を傾げたくなるようなものがあります。それは学部掲示板と中央広場を区切るようにそびえる壁。よく見ると、その壁の両脇にはチャペルで使われるような鐘が片側7個ずつ、計14個付いており、時折この鐘が音楽を奏でます。しかも時間によって曲が変わるという噂。そこで今回は、この謎の鐘とその音楽について調べてみました!



●壁の正体は「楽器」!?

まず、この壁には「カリヨン」という名前がついていることが判明。法政大学には創立者のボアソナードにちなんだタワーがあるため、カリヨンというは彼の妻かと思いきや大ハズレ。実はこのカリヨン、日本語で表すと「組み鐘」。23鐘2オクターブ以上の鍵盤を設置した建築物をさし、建物そのものが楽器ということになるのだそうです。つまりこの壁自体が大きな楽器だったということなんですね。

●鐘にメロディはあるのだろうか!?

実際に鳴っているカリヨンの音楽を聞いても、重音演奏のためサビやメロディの部分が判別しづらく、正直何の曲が鳴っているかよくわかりません。むしろ初めて聞いた時には、どこかおどろおどろしい印象すら感じていました。果たしてこのカリヨンは何時に、何の曲を奏でているのでしょうか。

調べてみると、何と1日6回、四季に応じて曲目を変えながら演奏していることがわかりました。しかも、9時と13時にはそれぞれ法政大学応援歌と法政大学校歌が流れている模様。2年もここに通っている筆者ですが、それに気づかなかったとはなんとも情けない話です……。

季節・時間別の曲目は以下のとおり。

8:00
【春 3/1~5/31】春 作曲者:ビバルディ(イタリア)
【夏 6/1~8/31】ローレライ 作曲者:ジルヒャー(ドイツ)
【秋 9/1~11/30】「タイス」の瞑想曲 作曲者:マスネ(フランス)
【冬 12/1~2/末日】大きな古時計 作曲者:ヘンリー・クレイ・ワーク(アメリカ)

9:00
【通年】法政大学応援歌(若き日の誇り)

13:00
【通年】法政大学校歌

16:40
【春 3/1~5/31】草競馬 作曲者:フォスター(アメリカ)
【夏 6/1~8/31】芭蕉布 作曲者:普久原恒勇(日本)
【秋 9/1~11/30】ます 作曲者:シューベルト(オーストリア)
【冬 12/1~2/末日】雪山賛歌 作曲者:モントローズ(アメリカ)

18:20
【春 3/1~5/31】うるわし春よ 作曲者:シュルツ(ドイツ)
【夏 6/1~8/31】草原情歌 作曲者:不詳(中国)
【秋 9/1~11/30】旅愁 作曲者:オードウェイ(アメリカ)
【冬 12/1~2/末日】展覧会の絵 作曲者:ムソルグスキー(ロシア)

21:40
【通年】月の光 作曲者:ドビュッシー(フランス)

(参考:法政大学HP http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/symbol/carillon.html

今回、このカリヨンについて友人にも話を聞いてみたのですが、何の曲を流しているのか知っている人は少なく、中には3年も在学しているにも関わらず、鐘が鳴っているのを1、2度しか聞いたことがないという人や、風に揺れて鐘が鳴っていると勘違いしていた人すらいました。いずれにしろ、それなりに費用を要している設備であることに間違いありません。もし、カリヨンが鳴っている場面に遭遇したら、ぜひ原曲を思い浮かべながら、鐘の音色に耳を傾けてみてくださいね。

(文・法政大学 浅井、インパクト)

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