食べないカカオ!?カカオ香る新ライフスタイルとは? 明治の新ブランド発表会に行ってきた! #学窓ラボ
こんにちは、学窓ラボ学生ライターの ねるねる です。六本木ヒルズで行われた、株式会社 明治の新ライフスタイルブランド「CACAO STYLE」の発表会に行ってきました!
私は元々フードロス問題や食の持続可能性に興味があり、食のアップサイクルにも関心を持っていたので、食物由来のプロダクトにとてもワクワクしました。
株式会社 明治では、カカオ豆の種皮のカカオハスクを素材としてアップサイクルした様々なプロダクトの販売を開始するそうなので、ぜひこれから注目してみてください!
カカオの香りをまとった明治“初”の非食品ブランド
株式会社 明治として、“食”以外のブランドを立ち上げるのは、この試みが初とのこと。
今回の発表会では、株式会社 明治の代表取締役社長の松田克也氏による新ライフスタイルブランドについての説明や”CACAO STYLE ROOM”(カカオの部屋)のお披露目、ライフスタイルブランドの各プロダクトについての発表、カカオ産地の駐日大使へのライフスタイルブランドのプロダクトの贈呈が行われました。
松田社長は横糸にカカオハスクを使ったデニムジャケットを着用して登場し、CACAO STYLEによってカカオに関わるすべての人に対し「もっと幸せの香りを循環させたい」と述べていました。
カカオハスクは、チョコレートの製造過程で破棄される非過食部位で、世界で年間約50万トン発生していて、大半は有効活用されてきておらずほとんどがゴミに。一部が飼料や燃料として使われるにとどまっていました。
今回のプロジェクトでカカオハスクを素材としアップサイクルすることで、環境やカカオ農家に貢献できるそうです。カカオハスク素材の目立った特徴は、カカオを焙煎した時の香り、乾燥していること、繊維質であることの3つ。このほかの特徴や他の素材と組み合わせたときの合う合わないについては、パートナー企業と一緒に試行錯誤しながら見極めている最中だそうです。
カカオの香ばしい匂いが漂うリラックス空間
お披露目された“CACAO STYLE ROOM”には、カカオハスクを建材使用した壁や床、ベッド、花瓶やキャニスターなどが置かれ、カカオの香ばしい匂いが漂い、ブラウンで統一されていて、とてもリラックスできる空間でした。
発表されたプロダクトは、花瓶やコースター、タオルなど、どれも私たちにとって身近な日用品であり、デザインもモダンでスタイリッシュです。
特に、日本の伝統工芸のひとつである山中漆器にカカオハスクを使用した漆器は、職人の手業によって作られており、アップサイクルと職人技のコラボレーションが次世代につながっていくのではないかと思いました!
この週末に「ひらけ、カカオ。ポップアップストア」が開催
六本木ヒルズでは、6月30日(金)〜7月2日(日)の期間限定で、「ひらけ、カカオ。ポップアップストア」が開催されます。カカオハスクを利用したプロダクトを集めた”CACAO STYLE ROOM”(カカオの部屋)や「CACAO STYLE」のプロダクト展示を体験でき、カカオ新素材を使用した「カカフル」「カカウェル」シリーズの商品も無料で提供されます。
カカオハスクをアップサイクルしたプロダクトを、ぜひ皆さんも体験してみませんか!?
文:ねるねる(学窓ラボメンバー)