【東京にある人気「ミニシアター」7選】はじめての「ミニシアター」おどおど(魅力編)#あつまれ!_おどおど学生。
「ミニシアター」と呼ばれる小規模の映画館は、独自の視点で公開作品を決めています。大手映画館では上映されないような個性的な作品や、先鋭的な作品が上映されるため、「ミニシアターが好き」という映画ファンも多くいます。今回は、隠れた名作に出会えるかもしれない「ミニシアター」の魅力をご紹介します。
「ミニシアター」の魅力とは
大規模な映画館では、話題の最新作を上映するのが一般的で、マイナーな作品や、尖った内容の作品が上映される機会はあまりありません。一方、「ミニシアター」では、先述のようにシアターのオーナーや責任者が独自の視点で上映作品を選んでいます。海外のマイナーな作品や、刺激が強い描写がある作品、ドキュメンタリー性、芸術性の高い作品などが上映されます。こうした「通常の映画館ではまず出会えないような作品」に出会えるのが、「ミニシアター」最大の魅力といえます。
また、ミニシアターそれぞれで上映作品の方向性が異なるのも面白い点。例えば、外国のマイナー作品中心、社会派ドキュメンタリー中心、気鋭の若手監督の作品が中心などです。自分の好みとマッチするミニシアターを見つけたときは感動すること請け合いです。
上映作品の方向性だけでなく、ミニシアターそのものの「個性」も異なります。座席や壁、調度品の意匠にこだわったシアターもあれば、音にこだわったシアターなど、ミニシアター自体にも魅力が詰まっています。
「ミニシアター」を利用するには?
「ミニシアター」で映画を見たい場合は、
1.シアターの窓口で直接チケットを購入
2.オンラインで先にチケットを購入
の2パターンがあります。窓口購入の場合は、見たい作品を伝え、料金を支払えばOK。オンラインは、ミニシアターのホームページから購入ページに進み、座席と支払い方法を選べば購入可能です。
「全席自由席」というミニシアターもあります。その場合は入場料を支払って好きな座席に座りましょう。上映作品によっては「売り切れ」という悲しいケースもあるので、座席が確保できるよう早めに向かうようにしましょう。
都内にある「ミニシアター」
最後に、東京都内にある人気の「ミニシアター」をピックアップしてご紹介します。
●『ユーロスペース』(渋谷区)
国内外の個性的な作品を上映している人気シアター。社会問題を取り扱った作品の上映が多い劇場として知られています。
⇒『ユーロスペース』
http://www.eurospace.co.jp/
●『K's cinema』(新宿区)
新宿三丁目にあるミニシアター。ここでしか見られないという作品が上映されることもあります。ちなみに、本シアターは『カメラを止めるな』を最初に上映したことでも注目を集めました。
⇒『K's cinema』
https://www.ks-cinema.com/
●『下北沢トリウッド』(世田谷区)
短編専門として開館しましたが現在では長編作品を中心に上映。「スニークプレビュー」という自主映画の上映枠があり、気鋭の若手監督の作品が見たい人にお勧めです。
⇒『下北沢トリウッド』
https://tollywood.jp/
●『ラピュタ阿佐ヶ谷』(杉並区)
日本映画をメインに上映しているミニシアター。上映作品は旧作が多く、往年の名作を劇場で見たい人にお勧め。併設されているレストラン『山猫軒』も人気です。
⇒『ラピュタ阿佐ヶ谷』
http://www.laputa-jp.com/
●『早稲田松竹』(渋谷区)
早稲田通り沿いにある映画館で、旧作映画をメインに上映しています。「2本立て」興行が特徴で、リーズナブルな価格でたっぷり楽しめます。学生作品の上映も頻繁に行われています。
⇒『早稲田松竹』
http://wasedashochiku.co.jp/
●『ポレポレ東中野』(渋谷区)
東中野駅からすぐの場所にあるミニシアター。ドキュメンタリー映画が中心で、他のミニシアターでお目にかかれないレアな作品の上映も少なくありません。
⇒『ポレポレ東中野』
https://pole2.co.jp/
●『アップリンク吉祥寺』(渋谷区)
小規模のスクリーンが5つ設置された、「ミニシアターとシネマコンプレックスの中間」といえる劇場。フォトジェニックな内装でも人気です。
⇒『アップリンク吉祥寺』
https://joji.uplink.co.jp/
解決!! 「ミニシアター」おどおど
「ミニシアター」の魅力や利用方法、また都内にあるミニシアターをご紹介しました。ミニシアターは、上映される個性的な作品だけでなく、大規模な映画館とはまた違った独特な雰囲気も魅力です。映画が好きという人は、この機会にいろんなミニシアターに行ってみてはいかがでしょうか。
⇒【悩んだときは「落語」を聞こう】はじめての「落語おどおど」
文:大西トタン@dcp
編集:学生の窓口編集部