【スラムダンクにB.LEAGUE…大人気のバスケ! でもルールがわからない…】はじめての『バスケ観戦おどおど』(基本ルール編)#あつまれ!_おどおど学生。 2ページ目
バイオレーションも覚えておこう
ファール以外の違反行為は「バイオレーション」と呼ばれます。例えば、バスケのよく知られているルールで「ボールを保持した状態で3歩以上歩いてはいけない(ドリブルをしている間は3歩以上歩ける)」というのがありますが、3歩以上歩くと「トラベリング」というバイオレーションが取られます。
代表的なバイオレーションを以下にまとめました。
●ダブルドリブル
ドリブルを終えた後に再びドリブルをする行為。
●アウト・オブ・バウンズ
ボールがコートの外に出てしまうこともバイオレーションになります。近くのラインからスローインしてプレー再開となります。
●24秒ルール
オフェンス側は24秒以内にシュートを打たなければならないというルール。この秒数を超えるとバイオレーションとなります。
●8秒ルール
オフェンス側は8秒以内に、自陣から相手陣内にボールを運びましょうというルール。これも秒数を超えるとバイオレーションになります。
●3秒ルール
攻撃中に相手チームのゴール下にある制限区域内に3秒以上とどまるのを禁止するルールです。
●5秒ルール
スローインでボールを受け取った際や、フリースロー時に審判からボールを受け取った際に、5秒以内にボールを(シュートやパスで)手放さないといけないというルール。
バイオレーションのうち、「秒数ルール」は試合をスピーディーに行うために重要なルール。カウントが0になる前にアクションを起こさないといけないので、短い秒数で選手がどのような判断を下すのかも見どころになります。
ポジションを覚えてより楽しもう
バスケでは、プレーの特徴や役割を分かりやすくするために5つのポジションが割り振られています。ポジション名とそのポジションの特徴を覚えておくと、より楽しめます。以下に各ポジションをまとめました。
●PG(ポイントガード)
コート上でチームメンバーの動きを見ながら指示を出す、司令塔の役割を担うポジション。冷静な判断で攻守でにームを牽引します。
●SG(シューティングガード)
ポイントガードの補佐役を行いながら、長距離から3ポイントシュートを積極的に狙うポジション。離れた距離での得点能力が高い選手が選ばれる傾向があります。
●SF(スモールフォワード)
長距離からの3ポイントシュートだけでなく、ゴールに向かってドリブルで切り込んでいく能力も求められます。広域に渡って活躍を求められるエースポジションです。
●PF(パワーフォワード)
ミドルレンジやゴール下での得点を主な役割とするポジション。ゴール付近での体を張ったプレーも特徴で、得点だけでなくリバウンドにも絡みます。
●C(センター)
ブロックやリバウンドでゴールを死守する、チームの大黒柱的な役割を担うポジション。高身長の選手が多く、相手との接触が多いこともあり、高い身体能力を要求されるポジションです。
バスケのポジションは、あくまで選手特徴やコートでの役割を示すもので、同じポジションの選手が2人以上試合に出場することもあります。
解決!!「バスケットボール」観戦おどおど
これからバスケットボール観戦に挑戦したいという人に向けて、「覚えておきたい基本的なルール」をご紹介しました。「3歩以上歩いてはいけない」など、なんとなくルールを覚えていても楽しめますが、ルールやポジションを理解しておくと、さらに観戦が楽しく面白いものになるでしょう。次回は、国内最高峰のバスケットボールリーグ『B.LEAGUE』観戦のポイントをご紹介します。
文:大西トタン@dcp
編集:学生の窓口編集部
取材協力:JBA/B.LEAGUE
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