【学生時代に読むべき新書10選】新書から「教養」「生き方」を学ぼう!「大学生に読んでほしい新書10冊」 #あつまれ!_おどおど学生。 2ページ目
『講談社』のお勧め新書
次に「講談社講談社現代新書」からお勧めの5冊です。編集長の青木肇さんに「大学生の皆さんにぜひ読んでほしい理由」をコメントしてもらったので併せてご紹介します。
「マルクス、カント、フロイト、フーコーほか、『学問の世界の偉人』たちが何を考え、どんな思想を生み出したのかを、歴史に登場する順番にわかりやすく解説した本です。アリストテレスからマルクス・ガブリエルまで、古代から現代に到る社会学の流れを学ぶことで、読者は自分の頭の中に大まかな「学問の思想地図」のようなものを作ることができます。社会科学系全般に興味がある人は若いうちに絶対に読んでおくといいですよ」
「『2024年には全国民の3分の1が65歳以上に』『2033年には家屋の3分の1が空き家に』『2040年には自治体の約半分が消滅』など、人口減少をベースに考えた未来の予測は、ほぼハズレなし、という前提でこれからの日本にほぼ確実に起こる出来事が年表形式で書いてあります。正直かなり恐ろしい内容ですが、それだけに若い方にもっと関心をもってほしいテーマです。各産業・業界の未来を分析したシリーズ最新刊『未来の年表 業界大変化』もあります」
「『それはどんな思想か』『なぜ、その思想が生まれたのか』『なぜ、いま、その思想を知るべきなのか』の3点に絞って100ページ強でまとめた『一気に読める教養書』シリーズです。『欲望にまみれた世界をどう生きるか(ショーペンハウアー)』『孤独を恐れず自由に生きるために(E・フロム)』『新たなる資本主義の道はあるのか(宇沢弘文)』などです。学生さんをはじめ、多くの若い方々にも読んでいただいているようで、とてもうれしく思っています」
「『中学時代はいじめられっ子、就職試験は全敗だった』という著者が、強い野心を持ち続け、無理といわれた願望を次々と叶えてきた――いわば『夢を実現させるヒント』が詰まった1冊です。読むと、全身が熱くなるぐらいモチベーションが湧いてきます。『やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる』という言葉に何度励まされたことでしょう。強烈におススメします」
「『必ず死んでこい』と上官に命じられながら、9度出撃して9度生還した特攻兵の記録。『自分は戦うために出撃するのであって、ただ死ぬために出撃するのではない』という自分の意志に従い、最後まで軍隊の理不尽な命令に背いたパイロットの意地に感動します。同調圧力の強い日本で、『自分の信じる道』を貫き通すことの難しさ・大切さを感じることができます。だからこそ、若い人に言いたい。偉そうなオッサンの理不尽なマウントに従う必要などないのだ、と(53歳のオッサンである私が言うのもなんですけど……)」
解決!! はじめての「新書おどおど」
新書を読むのは本当にお勧めです。短時間である程度の専門知識が身に付き、ジャンルを横断して乱読すれば幅広い知識が得られます。今回取材した講談社の青木編集長からも「何かを知りたいと思ったときには、最初にそのジャンルの新書を探して読むのがお勧めです」とアドバイスをいただきました。大学生読者の皆さんも、ぜひ新書を読んでみてください。きっと読書にハマるでしょう。
文:高橋モータース@dcp
編集:学生の窓口編集部
取材協力:
●株式会社筑摩書房
⇒ちくま新書
https://www.chikumashobo.co.jp/search/result?k=401
●株式会社講談社
⇒講談社現代新書
https://bookclub.kodansha.co.jp/product_list?code=gendai-shinsho
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