アイリスオーヤマならではの魅力を多くの人に発信する広報室ブランド企画課の仕事とは? #アイリスオーヤマ株式会社【お仕事図鑑】
アイリスオーヤマ株式会社広報室ブランド企画課
2019年4月入社(入社3年目)。1~2年目は、BtoB法人営業に配属。LED照明やオフィス家具等を法人向けに販売。現在は、TVCMやデジタル広告を担当している。BtoC・BtoB商材と幅広いプロモーションに携わる。
アイリスオーヤマ株式会社広報室ブランド企画課
2021 年4 月入社(入社1 年目)。主にメディア対応をするチームでBtoB 事業のPR を経験した後、現在はブランド企画課で企業ブランドのさらなる向上を目指している。学生時代は、小学校1年生から大学4 年生まで16 年間野球部に所属していた。
『アイリスオーヤマ株式会社』は、シンプルでありながら、他社にはない機能を持つ家電などを値ごろな価格で展開する生活用品メーカーです。学生の皆さんの中には、新生活スタートの際に「アイリスオーヤマでそろえた」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、同社で「広報室ブランド企画課」の仕事に携わる畑扶綺子さん、平澤文太さんのお二人に、「ブランド企画課」のお仕事について伺いました。
▼INDEX
1.CMや広告制作のかじ取りを行う仕事
2.これまでの「常識」を打ち破った新CM
3.「チャレンジする意識」を持って仕事に取り組む
4.大事なのは物事を実現するための行動力
5.学生時代から「学ぶ機会」を得ること
6.就活を楽しんでほしい
CMや広告制作のかじ取りを行う仕事
――まず、お二人が所属する広報室について教えてください。
畑さん 広報室は「PR」「ブランド企画」「グローバル広報」と3つのチームに分かれています。
「PR」では「無償」でメディアに弊社の事業や製品などの情報を取り上げてもらうための活動を行います。
「ブランド企画」を行うチームではテレビCMや広告など「有償」でメディアに情報を発信する業務や、公式のInstagramやTwitterなどSNSの運用・分析、またホームページの作成などを行っています。
「グローバル広報」では海外グループの広報を担います。
――畑さん、平澤さんはどのような仕事を担当しているのでしょうか?
畑さん 私は「ブランド企画課」でテレビCMや広告を担当しています。テレビCMの場合は、タレントさんの起用やコンテ案といったCM作りの基本的な部分を考えるほか、撮影対応や情報発信まで担当しています。広告の場合も同様で、制作から配信、結果の分析といった形で、全体のかじ取りを任されています。
平澤さん 私も同じく「ブランド企画課」です。まだ現在のチームに配属になったばかりですが、「デジタル広告」を中心に担当しています。検索広告、バナーなどのクリエイティブや配信プランを考え、制作から運用、結果分析までを行っています。
――その中でも特に苦労されていることは何でしょうか?
畑さん そうですね。私も平澤も、普段のアクションとしては「社内外を通じた調整」が大部分を占めます。
一つの製品をPRするためには、代理店様だけでなく、マーケティングを行う部門やデザインを行う部門との調整が必要です。「こんなCMにしたい」と考えた内容を実現するために、社内外の多くの人とコミュニケーションを取り、意思疎通を図ります。
――コンテンツを考えたり、結果を分析したりするだけでなく、いろんな人と話をすることも大切な仕事なのですね。
畑さん そうですね。自分たちの考えていることを実現するために、毎日のようにいろんな人とコミュニケーションを取る仕事です(笑)。
これまでの「常識」を打ち破った新CM
――商品を多くの人に知ってもらうために行った施策や、工夫をした点を教えてください。
畑さん 良い意味で「アイリスオーヤマらしくない」新たな施策を行いました。吉沢亮さんが出演する「日本一嘘のつけない広告マン『CMプランナー要正直』」シリーズや、生見愛瑠さんが出演するカラーマスクのCMには私も携わっています。
弊社はこれまで商品をメインに据えるCMが多かったのですが、タレントさんを起用することで、話題性の創出に貢献できたのではないかと考えています。
――どちらのCMも大きな話題となりました。
畑さん ありがとうございます。方向性を大きく変えるだけでなく、タレントさんが出演されるということで社内外の調整が非常に難しいものになりました。改めて、新しい道を模索し、実現させる難しさを実感しました。一方で、チャレンジすることの大切さも学びました。
今までのCMを踏襲していれば『CMプランナー要正直』は生まれなかったと思いますし、弊社のマスクを着けてくれる人はここまで増えなかったかもしれません。思い切って挑戦して良かったと思います。
――平澤さんは業務の中でどんなことに挑戦しましたか?
平澤さん 私はまだ入社して1年なので大きなことへの挑戦はこれからですが、とにかく「学ぶ」1年間だったと思います。以前所属していた「PR」を行うチームでは、主にBtoB事業のPRを行っていましたが、画一的な作業をしていては良い仕事は出来ないという事を改めて学びました。一緒に仕事をする媒体の特性に応じて、工夫した提案をするべく、相手のことを知り、直近のトレンドを交えた提案ができるよう意識しました。
――最も印象に残っていることは何ですか??
畑さん やはり吉沢亮さん、生見愛瑠さんのお2人と一緒にお仕事ができたことです。今までテレビで見ていた人が目の前に現れ、CMにご出演いただいたことに感動しました。夢みたいな感覚になりましたし影響力のあるタレントさんを通じて、より多くの方にアイリスオーヤマを知っていただけるという自身の仕事の可能性の大きさを実感しました。
平澤さん 同じような回答になってしまうのですが、テレビの特番の対応を通じて、影響力のある芸能人の方々とお仕事が出来たことは印象に残っています。全国放送される番組に、自分が携わるとは思ってもいませんでしたが、多くの方にアイリスオーヤマの商品の魅力や会社について伝えることができた最高の機会でした。
「チャレンジする意識」を持って仕事に取り組む
――アイリスオーヤマで「ブランド企画」の仕事に携わることの面白さや、やりがいを感じる点を教えてください。
畑さん 私たちの仕事は、ユーザーの方との距離が非常に近いのが特徴です。お褒めの言葉もあれば、ご指摘をいただくこともありますが、そうした「リアルな意見」に触れることはやりがいにつながります。また、打ち出した広告が、自分が予想していた以上の反響を得るとうれしいですね。例えば、デジタル広告で設定したKPIを達成できた際はすごくうれしかったですし、やってよかったなと感じました。
平澤さん 私は「アイリスオーヤマを多くの人に知ってもらう」というチャレンジそのものが面白いと感じています。どうすれば会社の名前や製品が多くの人に届くのか、どんな工夫をすればいいのかと考えるのは楽しいですね。ただ、まだまだ経験も知識も不足しているので、これからどんどん勉強して、会社に貢献できるとうれしいです。
――お二人が仕事をする上で「こだわっていること」を教えてください。
畑さん 「一緒に働く人を大切にする」です。営業時代に上司から「一緒に仕事をするのなら、どんな相手であっても大事なパートナーだ」ということを教えられました。単に協力会社と考えるのではなく、「パートナー」と考えて行動すると、自然と振る舞いが変わるはずです。
それ以降、一緒に仕事をした人に「畑さんと仕事ができてよかった」と思ってもらえるよう、一層のこだわりを持って仕事に取り組んでいます。
平澤さん まだ仕事についていくので精一杯ですが、「チャレンジする意識」は大切にしています。また、先ほど話したように「相手のことを考えた提案をする」のも意識していることです。
――仕事以外、例えばプライベートの中で仕事に役立っていることはありますか?
畑さん 日々の生活の中にもヒントが多く隠されているので、役立つことは多いですね。それ以外にも、Webマーケティングの勉強をするなど、プライベートでも積極的に知識を得るようにしています。
基本的にスケジュールをどんどん入れるタイプなので、さっさと物事を終わらせないと予定がこなせません。「的確に予定をこなす」という意識は、仕事でも生かせているかなと思います(笑)。
平澤さん 職業病とまでいかないのですが、電車に乗ったり、タクシーに乗ったりすると、すぐに広告物を見てしまいます。こんな写真の使い方をしているのか、キャッチコピーはどうなっているのか、つい考えてしまいますね。こうした積み重ねが、仕事でも生きてくるのではと思っています。
大事なのは物事を実現するための行動力
――活躍している社員の共通点はありますか?
畑さん 「スピード感」「意欲的」「明るくてコミュニケーション能力が高い」の3つです。とにかく意欲的にどんなことでも取り組み、一度思いついたらすぐに実行する人は活躍しています。また、周囲を巻き込むのも上手なのも特徴で、いつも見習いたいと思っています。
平澤さん そうですね。とにかく常に新しいことにチャレンジするエネルギッシュな人が多い企業です。
――今後チャレンジしてみたいことや、目標があれば教えてください。
畑さん 新しい形のプロモーションをどんどん仕掛けていきたいです。例えば、インフルエンサー様を起用したコンテンツの展開や、ユーザーの方と交流ができる形のプロモーションも行いたいと考えています。
そのためにも、今後はWebマーケティングの知識を身に付けるなど、幅広く視野を広げたいです。また、私も今年は4年目になるので、部下育成についても取り組んでいきたいですね。
平澤さん 私は新商品の広告運用に携わってみたいです。現在はリブランディングが中心なので、全く新しい商品のプロモーションにチャレンジできるとうれしいですね。
入社してからの1年間で、少しずつ社会人としてのマナーや振る舞いが身に付いてきたかなと感じています。今後も経験を積み重ねて、製品の認知や売り上げに貢献できればうれしいです。
学生時代から「学ぶ機会」を得ること
――お二人はどんな学生時代を過ごしていましたか?
畑さん 私は大学までは「スポーツと勉強の両立」を意識していましたが、その反動なのか大学では「好きなことをしよう」と考えるようになりました。その中で夢中になったのはダンスです。踊るのがすごく楽しくて、友人と夜遅くまでダンスの練習に励んでいました。勉強よりもダンスをした大学時代でした。
平澤さん 私は小学校から大学4年までずっと野球をしていました。朝から夜までほぼ休みなく練習で、野球以外は考えられない毎日でした。社会人になってから、初めてまとまった休みを経験したので、「休日っていいなー」と思いましたね(笑)。
――社会人になってから役立っている学生時代の経験は?
畑さん 役立っているのはアルバイトの経験です。居酒屋での接客だったのですが、いろんなお客さまに対し、臨機応変に対応したり、常に気配りを意識した行動をとっていましたその経験は、アイリスオーヤマに入ってからも生かせていると思います。
平澤さん 野球をしていたときは、少しでもうまくなろうとどんなことにでも挑戦しました。そこから得た「とにかくやってみる」という姿勢は、社会人になってから生かせていることです。
――就活前にやっておいたほうがいいこと
畑さん 私は「インターンシップ」に参加した方がいいと思います。私自身、大学2年生のときに、ベトナムで商品企画のインターンシップに参加し、そこで「お客さま視点での商品作り」と「チーム作りの重要性」を学びました。インターンシップでは、こうした「社会人になってからの学ぶ」を学生の立場で経験できます。仕事でも役立つはずですから、ぜひ積極的に参加してほしいですね。
平澤さん 多くのことにチャレンジし、経験の幅を広げてほしいと思います。旅行でもスポーツでもいいですし、これまで触れなかったジャンルの本など些細なことでもいいと思います。知らない世界に触れることは、知識、経験だけでなく、時に多様な考え方も身に付きますよ。
――ちなみに、お二人はなぜアイリスオーヤマを選んだのでしょうか?
畑さん インターンシップで「お客さま視点での商品作り」を学んでいたので、同じように「お客さま視点」で商品開発を行う企業がいいと思っていました。アイリスオーヤマは、「なるほど家電」といって、お客さまの使い勝手を考えたモノづくりをしている企業です。そこで「自分の考えとマッチする!」と感じ、志望しました。
平澤さん 私は出身が東北地方ということもあり、もともと気になっていた企業でした。そこから、就活をする中で、アイリスオーヤマの「生活者目線の商品開発」や、開発のスピード感を知り「ここはオンリーワンの企業だ」と感じたのが志望理由です。
就活を楽しんでほしい
――最後に学生へのメッセージをお願いします。
畑さん 就活中はつらいことも多いと思いますが、そこでの頑張りが自分の未来につながります。後で「こうすればよかった」と悔やまないよう、全力を出し切ってもらいたいです。就活は苦しいものですが、同時に、貴重な経験ができる場でもありますし、交流を広げる機会です。私は就活がきっかけで新しい仲間が一気に増えました。ぜひ「楽しむ」ということも忘れないでほしいです。
平澤さん 私は先ほどと同じになってしまいますが、いろんなことに挑戦してほしいです。私はずっと野球に取り組んできて、野球から多くのことを学びましたが、いろんな世界を知ることも良いと思います。気になったこと、興味があることがあれば、積極的にチャレンジしてほしいですね。
――ありがとうございました。
※記事内容及び社員の所属は取材当時のものです。
編集後記
使い勝手の良い製品をお値ごろ価格で展開し、幅広い世代から支持されている『アイリスオーヤマ株式会社』。こうした会社の認知度向上には、畑さん、平澤さんの仕事が大きく貢献しているのです。会社の製品をより多くの人に知ってもらうための方法を考え、実現させる「ブランド企画」の仕事に興味がある人は、目指してみてはいかがでしょうか。
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編集:学生の窓口編集部
取材協力:アイリスオーヤマ株式会社