大学入学までに準備すべき物とは? 費用・揃えるまでにかかる時間も解説
希望する大学への入学が決まったら、大急ぎで準備しなければいけないのが新生活用品。
入学式に着るスーツや一人暮らしのための生活用品、他にも大学への通学や講義に使用する様々なものを短期間で揃えなければいけません。
ここでは、新入生が揃えておくべき入学用品を紹介します。
大学入学前に購入を!新入生が揃えるべきもの10選
大学に入学する前に買っておいた方がいいもの、揃えておいて方がいいものはたくさんあります。
中でも「これだけはないとかなり不自由する&困る」というものを10個選びました。
スーツや化粧品などは、保護者と一緒に買い物に行くと、不適切なものを買う心配がなくなります。大学入学が決まったら、早めに買い物に行っておきましょう!
- スーツ一式
- ノートパソコン
- 腕時計
- 手帳・家計簿
- キャンパスバッグ
- 自分用の銀行口座
- レシピ本
- 化粧品一式
- SNSアカウント
- 定期券
また、高校時代の教科書の中には「大学に持っていくと便利なもの」が多く含まれています。卒業するからといって、すぐに捨てずに、講義が始まり先輩方のアドバイスを聞いてから、「使いそうにない」と確定した時点で捨てる方がよいでしょう。
スーツ一式:入学式以外にも使用シーンが多い
「社会人ではないし、スーツなんて」と思う人もいるかもしれませんが、スーツはどんなシーンでも使える無難なものを一式持っていると重宝します。
大学の入学式はもちろんですが、
- 実習先への挨拶
- 先輩の実習見学
- 突然の不幸があったとき喪服代わりに
- 卒業祝賀会
- バイトの面接
- インターンの顔合わせ
など、「あってよかった」というシーンも多いのです。
大学入学前であれば、保護者に買ってもらえるかもしれませんが、入学後になると自分のアルバイト代で購入することになるかもしれません。「就活前の備え」として持っておくとよいでしょう。
大学入学時のスーツはどうやって選べばいい?
大学の入学式で着るスーツは、入学式以外の場面でも違和感なく着用できるような、無難なデザインがベターです。
就活の際には、就活用に新調することが多いので、特に就活を意識する必要はありません。目立ちたい気持ちからあまりにも派手なものを選んでしまうと、「入学式にしか使えなかった上に、浮いてしまった」ということにもなりかねません。悩んだ際は、スーツ売り場のスタッフに相談してみるとよいでしょう。
○ 大学の入学式にふさわしい身だしなみマナーまとめ(髪色・メーク・服装など)
ノートパソコン:レポート作成やゼミで活躍
ノートパソコンを「3年まで使わなかった」という人もいますが、レポート作成やサークル活動、アルバイトの面接の履歴書作成など、あると非常に便利です。
大学生協で学割のパソコンも販売していますが、使用シーンによってはスペックが不足する場合もあります。通常の家電量販店は、入学シーズンにセールを行いますので、その際に購入するといいでしょう。
○ 大学生のパソコン選びはこれで決まり! 知っておくと役立つパソコンパーツも解説【2021】
大学生のノートパソコンはMac?Windows?
ネット上では「プログラミングをしたいならMacでなくては」「できる大学生はMacを使っている」といった意見が広まっていますが、これはあくまで一部の意見であり、全ての大学生に当てはまるわけではありません
大学で使用されるソフトウェアやアプリケーションの多くは、Windowsに対応していることの方が一般的ですし、同じスペックでもWindowsの方が安価です。
まずはじめはWindowsを購入し、「こういう使い方をするのならMacの方が合っていそうだ」と感じた場合は、その時に検討するのも一つの方法です。
一方的な見解に囚われず、自分にとって最適な選択をすることが大切です。
腕時計:テストやバイト、フォーマルな服装の時は必須
スマホがあれば十分だと思わず、腕時計を一本持っておくと便利です。
スマホ持ち込み禁止の講義やテストもありますし、大学入学後に取得する資格試験での時間管理は自分で持ち込んだ腕時計が頼りです。
スーツに合わせて1本、3万円程度のものを持っておくと大抵のシーンで融通が効きます。
G-SHOCKのようなカジュアルな時計でもいいですが、その場合はスーツ用にオーソドックスなタイプの時計も1つ持っておきましょう。
手帳・家計簿:予定管理と家計管理はできないとマズい
大学生になって一人暮らし(寮暮らしや下宿暮らし)を始める人も多いですよね。実家暮らしであっても親から「大学生になったんだから、朝は自分で起きて、食費もバイトで稼いで家に入れなさい」と言われることもあるでしょう。
そんなときに活躍するのが手帳と家計簿です。自己管理は、社会人になれば必ず必要になるスキルであり、大学生のうちから自分のことを自分で管理できるようになっておくに越したことはありません。
スケジュール管理や家計簿に使えるアプリもある
スケジュール管理も家計簿も専用のスマホアプリがあります。
「紙で管理するのはどうも苦手」「つい忘れてしまいそう」という人は、アプリで管理するのがおすすめです。
無料で使えるものが多いので、使ってみて「合わないな」と思ったら別なものに変更すればいいんですよ。
○ 使用シーン別!おすすめスケジュール管理アプリ!無料で使える便利アプリを厳選紹介
○ 大学生のみんなが使っている家計簿アプリ5選!利用者のおすすめコメントも紹介【大学生の一軍アプリ】
キャンパスバッグ:講義用品とパソコン一式が入るとよし
高校時代も勉強道具が多く、大きめのリュックを背負っていた人が多いと思いますが、大学生になると講義道具に加えてパソコンも持ち歩くケースが増えます。
講義で配布されるレジュメは基本的に「A4サイズ」ですし、今まで使っていたのとは違うタイプのキャンパスバッグが必要になるでしょう。
ひとまず、入学直後は高校時代のものを使い、「こういうバッグが便利そう」というのが判明してから買い替えるのも手ですよ。
○ 女子大生のキャンパスライフにおすすめのリュックサック3選
○ 男子大生のキャンパスライフにおすすめのリュックサック3選
自分用の銀行口座:仕送りやバイト代振り込みのために必要
仕送りやバイト代の振り込みのために自分用の銀行口座も作っておきましょう。口座を作るときに三文判ではない印鑑も必要になります。ついでに買っておくといいですね。
ネットにしか支店のないネット銀行よりは、大学のある市町村に支店のある銀行の方がベター。仕送りは大丈夫かもしれませんが、バイト先によってはネット銀行を給与の振込先に指定できない可能性もあります。
デビットカードも作っておくと、今後の大学生活で便利ですよ。
レシピ本・高校の家庭科の教科書:栄養管理に役立つ
親元から離れて大学生活を送る場合は、基本レシピが書いてあるレシピ本が一冊あると便利です。
気に入ったレシピ本がない場合は、高校時代に使った家庭科の教科書や食品成分表を持っていきましょう。料理道具の基本の使い方や栄養管理に大変役立ちます。
○ 一人暮らし大学生必見! 節約できるコスパ最強な自炊レシピ8選
化粧用品一式:メイク道具は大学生の入学準備には必須
メイクをして怒られたのは高校時代までです。大学生になるとメイクをして講義に出席しても大丈夫。就活前にメイクに慣れる必要もあります。
「保護者と一緒に買いに行って、眉を整えてもらってメイクもしてもらった」という人も多いですよ。
肌悩みがあるならこれを機会に基礎化粧品やファンデを買い揃えておくといいでしょう。
その際は、自分が稼ぐであろうバイト代で買い続けられるものを選んでくださいね。
○ みせたい印象を叶える! オンラインでも映えるメイクのコツ
SNSアカウント:入学前に同期生とつながりが持てる
大学入学前に「SNSで友達を作った」という人は多いもの。入学前に友達作り用のSNSアカウントがないと、周りは親しげなのに自分だけぼっちという事態になる可能性があります。
「春から○○大」「〇〇大の人とつながりたい」のようなハッシュタグをつけて検索すると同じ大学の新入生が見つかります。
トラブルに巻き込まれないように注意しながら、アカウント運用したいですね。
例えば、「春から○○大」「〇〇大の人とつながりたい」といったハッシュタグを利用している人物が、実際には大学教員で、新入生でない可能性もあります。くれぐれもリプライを送る際の言葉使いには注意しましょう。
定期券:入学前に購入できるなら混む前に買っておく
定期券の購入は学生証を交付した後、というイメージがありますが、合格通知書または入学許可書で仮発行してもらえる場合があります。
入学式や始業式当日や前日、直前の土日などは窓口が混み合います。
定期券購入が確定しているなら、利用する交通機関に問い合わせた上で入学前の窓口が混雑していない時期に購入しておきたいですね。
大学入学準備費用にはいくらくらいかかるもの?
大学へ入学する前にかかる費用は、
- 出願から受験までにかかる費用
- 学校への入学納付金
- 入学手続き費用
- 教材費購入費用
のような学校に納入するものと
- 新入生の新居を探す費用
- 生活用品を購入する費用
- パソコンなど講義に使うものの費用
などの本人のために使う費用があります。
本人のために使う費用は、以下のような金額になることが多いようですね。
- 新入生の新居を探す費用:25万円程度
- 生活用品を購入する費用:25万円程度
- パソコンなど講義に使うものの費用:15万円程度
新居を探す費用や生活用品購入費用に関しては、初めての一人暮らしで全ての家具を揃えなくてはいけない場合、新入生でなくても大抵この程度かかるものと思っておきましょう。
○ 大学入学のために引っ越し! 初期費用はいくらかかる? 先輩大学生の経験談
○ 大学生の一人暮らしでかかる費用の平均は? 1ヶ月の収入・支出目安と節約のコツ
大学入学前にやること・やっておいた方がいいこと
大学入学前に揃えておいた方がいいものに続いて、入学前にやっておいた方がいいことを紹介します。
- バイト探し
- 友達作り
- 大学に来ていく服の購入
- 自己紹介文作り
- アルコールパッチテスト
友達作りに関しては、SNS上で友達を作ってから入学式に望む人も多くいます。「気にしない」という人はいいですが、アカウントだけでも作って様子を見ておくといいかもしれません。
○ 大学デビューするならこれ! 先輩に聞いた、大学入学する前にやっておくべきこと48選!
バイト探し
バイト探しといっても、「入学前にバイトの面接を受けに行く」という話ではありませんので安心してください。
大学近辺や住む予定の場所近郊でどんなバイトを募集しているのか、アルバイト情報サイトで下見しておきましょう。
- 仕事内容
- 時給
- 職場のある場所
を確認しておくと、本格的にバイトを探すときに役立ちます。保護者に「こういう仕事が多いようなんだけど、応募してもいいだろうか?どんな仕事だろう」といった風に聞いておくと、安心して働ける場所を見つけられるでしょう
友達作り
「女子大生は、SNSで先に友達を作っておいた方がいい」と言われていますね。
入学前に作っておかなくても大丈夫とは思うのですが、上で紹介したようにSNSアカウントくらいは作っておいた方がいいでしょう。
大学に来ていく服の購入
「服がダサくて恥ずかしかった」「限られた服でローテーションを組んでコーディネートできた方がいい」という話があります。
高校時代は、学校では制服、家ではジャージという人なら、大学生っぽい服を何着か買っておいた方がいいでしょう。
パーソナルカラー診断や骨格診断まで受ける必要はないと思いますが、清潔感がある無難なものが何着かあるといいですね。
自己紹介文作り
サークルでもアルバイトでも、必ずやることになるのが「自己紹介」です。
- ・一言で自己紹介:キャッチコピー+名前+出身地
- ・1分未満で自己紹介
- ・2分で自己紹介
のように、3パターンくらい用意しておくと安心ですね。
就活用の自己紹介のコツの記事がありますので参考にしてください。
○ 印象に残る人はここが違う! 周りと差のつく自己紹介の仕方
アルコールパッチテスト
最近はあまり聞かなくなりましたが、未成年である新入生に対して無理にお酒を勧める人もいます。
成人年齢が18歳になっても飲酒・喫煙は20歳から。自宅で飲酒した経験のない新入生は、自分がどれくらいアルコールに耐性があるかもわかりません。
アルコールによる事故や非常識な人間から身を守るために、アルコールパッチテストをしておくといいでしょう。市販されている検査キットを使ってもいいですね。
著者の同期には、医療機関でアレルギーのテストを受け、「飲めない体質です!」と診断書を掲げて、常に飲み会で烏龍茶を飲んでいる人がいました。教授や先輩たちも彼にだけはお酒を勧めなかったので、効果的な対策だったと言えるでしょう。
○ 成人しても気をつけたい!アルコールによる失敗談と飲酒のルール
大学入学に準備する物を揃えるには時間がかかると思って!
大学入学に準備するものややっておいた方がいいことを紹介してきましたが、なかなかボリュームがあったのではないでしょうか。
「簡単に準備すればいいから」とギリギリまでのんびりしていると満足の行くものが買えない可能性もあります。
- ・一人で下見に行く
- ・保護者などと下見に行く
- ・買いに行く
を繰り返すようなイメージを持ってください。
週末だけを買い物にあてるとすると1ヶ月くらいかかると思っておいた方がいいでしょう。
スケジュールには余裕を持っておきたいですね。
大学入学に備えた買い物を楽しんで!
どんなに入念に準備していても、いざ新生活を初めてみると「ちょっと足りない」「これは要らなかったかも」はあるもの。
あまり気を張らずに「ひとまずこれで、そのうち買い替えるかもしれないし」くらいの気持ちで買った方が楽しいかもしれませんよ。