自分に最適な職業を発見できる!? 就活をはじめる前に試しておきたい『職業情報提供サイト(日本版O-NET)』とは?
大学生の皆さんは、「将来何をしたいのか分からない」と悩むことはありませんか? 就活のことを考えると、何をしたいかの「軸」は持っておきたいもの。
そんな悩める学生をサポートするサービスが、厚生労働省が提供する『職業情報提供サイト(日本版O-NET)』。現役大学生の皆さんにサービスを使って自分の”適職”を探ってもらいました!
参加してくれた学生はこの3人!

加納くん
埼玉大学 1年生
1年生のうちから色んな仕事の知識を得たい!

須藤くん
芝浦工業大学 3年生
建築関連の仕事に就くか、大学院に進むかで悩み中

宮崎さん
青山学院大学 2年生
アナウンサーを目指してるけど、メディアの仕事内容をもっと詳しく知りたい
就職や将来にどんな悩みを抱えてる?
まずは、学生3人に、就職やキャリアプランなどに関してどんな悩みを抱えているのかを聞いてみました。それぞれ学年が異なりますが、果たしてどのような悩みがあるのでしょうか?
ーー皆さんは、将来どんな職業に就きたいのかなど、明確なイメージは持っていますか?
建築系の学部なので、建築関連の仕事か、大学院に進むかで悩んでいます。今3年生で、志望先を固めないといけないので少し焦っています。
高校でメディアの仕事を経験したのがきっかけでメディアの仕事に就きたいと思い、アナウンサーを目指してスクールに通っています。ただファッション関連のメディアにも興味があります。
僕はエンジニアとして「炭素繊維を使って社会貢献できるものを作りたい」と考えています。最近は、その材料やできたものを「届ける仕事」もいいなと思い始めています。
ーー自己分析の方法など、就活やインターンシップを迎える上で不安なことや悩みはありますか? 特に3年生の須藤さんはまさにインターンシップ直前ですが……。
就活は目前ですが、大学院に進むことも考えているので、自己分析や志望企業の選定はおろそかになっています。「就活は大変だ」と聞いているので、「もっと早くから準備しておけば……」と後悔しています(汗)
ーー2年生の宮崎さんや、1年生の加納さんはいかがですか?
アルバイト先が目標設定や、長所・短所を見直す機会を設けていて、活用できればと思っています。インターンシップは、今はアナウンサースクールで技術や知識を身につけています。アナウンサーと一般企業との「志望先の両立」が難しいことが悩みです…。
まだ就活の知識がないので考えられていません。1年生にとって就活はまだ先の話で、どんな知識が必要なのか分からない人も多いと思います。1年生のうちから、いろんな仕事の知識や、就活の方法が学べるとうれしいです!
あなたの就活をサポート! 職業情報提供サイト(日本版O-NET)を試してみた。
学年は違えど、3人とも就職についていろんな考えや悩みを抱えているようですね。そこで役立つのが、厚生労働省の『職業情報提供サイト(日本版O-NET)』。大学生の就活も後押しする本サービスを実際に試し、「適職探し」をしてもらいました!
▼ 職業情報提供サイト(日本版O-NET)とは
厚生労働省が運営する職業情報提供サイトです。「ジョブ」(職業、仕事)、「タスク」(仕事の内容を細かく分解したもの、作業)、「スキル」(仕事をするのに必要な技術・技能)などの観点から職業情報を「見える化」し、学生や求職者の就職活動、企業の採用活動などを支援しています。
ーー職業情報提供サイト(日本版O-NET)はさまざまな観点から職業について調べられます。「個人での利用」を選ぶと、「学生の方」という項目が表示されるので、まずは「興味・価値観検査」を使って、自分が「どんな仕事に興味があるのか」を調べてみましょう。
用意された選択肢から該当するものを選ぶだけなんですね。
ーーそうです! 設問に対して、「とても興味・関心がある」「興味・関心がある」「やや興味・関心がある」「興味・関心がない」の4つから選ぶだけです。
直観的に選べばいいとは思いますけど、つい考え込んでしまう設問もありますね。直観で選んだ場合とじっくり選んだ場合で結果を比べてみるのもおもしろそうですね。
私は直観で選びました。どんな結果が出るのか楽しみですね。
ーー皆さん回答し終えたところで、それぞれの「結果」を見てみましょう。
ーー加納さんは機械や道具を使った仕事、研究調査、企画立案のスコアが高いですね。この結果は「当てはまっている」と感じますか?
自分が考える特徴どおりだと思います。学生生協の委員会の運営をしているので、企画立案も当てはまっているなと思いました。苦手だと感じる音楽やデザイン分野も意外と高めで驚きました。
ーー診断結果を基に、おすすめの職業が表示されるので、そちらもチェックしてみましょう。
エンジニアなど技術者が多いです。初めて名前を聞く仕事も多いです。バイオテクノロジー研究者もありますね。どんな仕事内容なんだろう?
仕事の内容や労働条件、就業方法も教えてくれるんですね。細かい仕事のタスクやよく使う道具も分かるのは面白いです。
あ、平均年収もありますね。意外と高い!
ーー仕事内容のほかにも、様々な情報を見ることができるんです。
ーー細かいデータも得られるのが職業情報提供サイト(日本版O-NET)の特徴です。お二人はどうでしたか? 志望する職業はありましたか?
アナウンサーがありました! 他にもメディアの編集や雑誌記者もあったので、診断結果の的確さには驚きです。
希望している仕事以外にも、いろんな仕事が表示されるのが面白いですね!知らない仕事についての知識も得られますし、視野が広がりそうです。関連する仕事も表示されるのも面白いです。
ほかにこんな便利な機能も!
ーー他にも「身の回りで見ることが少ない職業」を調べることもできます! いままで知らなかった魅力的な職業に出会うきっかけになるかもしれませんね。
いろんな職業のデータを見ているだけで時間がなくなりそうです(笑)。
ーーさらに『求職ガイド』では、職業情報提供サイト(日本版O-NET)の活用の仕方から、 サイトを活用した自己分析のやり方、就職の流れなど、詳しい情報を見ることができます。
就職の流れや面接、エントリーシートの書き方のアドバイスまであるんですね。これから就活を迎える大学生にとってうれしい情報ばかりですね!
職業情報提供サイト(日本版O-NET)を利用した感想は?
ーー職業情報提供サイト(日本版O-NET)に触れてみた感想を聞かせてください。
こんなサイトがあることは知りませんでしたが、率直に「素晴らしい」と感じました。情報が細かいので、実際に「働いている様子」がイメージしやすいです。大学を決める上でも参考になるので、もっと早く知りたかったですね(笑)。
簡単な診断テストなのに、自分の特徴を言い当てる内容で驚きました。向いている仕事が一覧で表示されるのは面白かったです。自分が進もうと考えている以外の仕事も知るいい機会になるので、「就活の幅を広げる」という意味でも役立つのではと感じました。
自分に適した仕事が検索結果として表示されるだけではなく、「関連する仕事」としてまた違う側面を持つ仕事も表示されるのは面白かったです。同じ分野、方向性の業種であっても、いろんな仕事があることが分かります。視野を広げる意味でも活用したいなと思いました。
▼まとめ
今回は、就活目前の3年生、アナウンサーという難しい仕事に挑むという2年生、就活についてまだ知識のない1年生の3人に『職業情報提供サイト(日本版O-NET)』を体験してもらいました。
3人とも「情報量の多さ」に驚いたようです。特に「その仕事ではどのような作業を行うのか」といった情報では、各タスクが総作業量の何%を占めるのかなど、細かく知ることができます。
普段なじみのない職業でも、『職業情報提供サイト(日本版O-NET)』を利用したら理解が深まるかもしれませんね。
ぜひ『職業情報提供サイト(日本版O-NET)』を使って、自分の適職を探してみてはいかがでしょうか?
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
『職業情報提供サイト(日本版O-NET)』は、学生や求職者の就職活動、企業の採用活動を支援する職業情報提供サイトです。転職活動中の社会人、これから就活を迎える大学生が、いろいろな切り口から仕事を探したり、その職業はどんな内容の仕事を行うのかを調べたりすることができます。
職業の詳細データは多岐に渡り、求められるスキル・資格、就業プロセス、全国の就業者数や平均年収を知ることも可能。その他、労働法の基礎知識や求職ガイドなど、幅広いサポートを提供します。
提供:厚生労働省